「お帰りなさいませ、白哉様」
「ああ。今帰った、緋真」
「遠征任務、お疲れ様でした。湯殿の準備ができてますよ」
「……(ぎゅっ)」
「! びゃ、白哉様……?」
「ずっとお前と離れていたのだ。今はこうしていたい」
「で、ですが……」
「嫌か? 私は緋真と会えず、寂しかった」
「! 私も、寂しかったです(ぎゅ)」
「そうか……よかった」
「当然です。私だって白哉様と離れているのは、その……嫌ですから」
「嬉しいことを言ってくれる。緋真の顔を見て、こうして抱きしめているだけで疲れが和らぐ」
「私も白哉様に包まれていると、安心します」
「緋真……」
「白哉様……」










(三日間しか離れてませんでしたよ……御当主様、奥方様)

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