「お帰りなさいませ、兄様!」
「お帰りなさいませ、白哉様」
「お帰り、白哉」
「……」
「兄様?」
「どうかしましたか?」
「……お前たちのその格好は何だ」
「見てわからぬか、着ぐるみだ」
「昨日現世に赴いた際、浦原と夜一殿がくださったのです」
「ルキア様がクマで、私がカエル、千本桜殿がウシです」
「……そうか(嫌な予感ビシビシ)」
「もちろん兄様の分も頂きました!」
(! やはり……!)
「きっと白哉様もお似合いになります」
「暖かいぞ、主」
「……私は遠慮しておこう」
「そのようなことをおっしゃらずに、白哉様!」
「兄様の分はこちらです!」
「!?」
「どうだ、主。可愛いものだろう」
「どうかしましたか、兄様?」
「……なぜ、うさぎなのだ」
「兄様に一番似合うと思ったからです。本当は私もうさぎがよかったのですが……兄様に着て頂きたくて」
(このように全身桃色の着ぐるみなど、私に似合うわけがなかろう……!)
「主なら大丈夫だ。絶対に似合う」
「ならば貴様が着ろ」
「白哉様、どうかお願いします。ルキア様のためにも」
「……」
「兄様……みんなでおそろいは、嫌ですか?(うるうる)」
「……」
「主」
「……一瞬だけだ。すぐに脱ぐぞ」
「兄様!(パアッ)」
「主!(パアッ)」
「白哉様!(パアッ)」
「……」





「……これでよいか……(ガックリ)」
「! お似合いです、兄様!」
「うむ、やはり主にはその色が似合うな」
「可愛らしいですよ、白哉様」
(……この私が……朽木家当主たる私が、これでよいのか……)
「直感的に、兄様にはうさぎだと思ったのです!」
「なぜそうなる……もう脱ぐぞ」
「よいではないか、今日一日くらい」
「白哉様、もう少しだけ」
「兄様……(うるうる)」
「……本当に、後少しだけだぞ」
「は、はいっ!」
「よく言った、主!」
「では記念撮影でも……」
「それはやめろ」










(中の人ネタ? 何だ、それは)

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