5*Symphony語群解説 2 | ナノ







「人間」
つまりヒト。主に「人間界」で生活している。驚異的な回復力もなければ、魔術も使えない。その為他の種族と比較するとかなり弱い。しかし手先の器用さと、好奇心と長年の知恵で色んなものと張り合える程。大昔に「魔女狩り」や「悪魔狩り」「異端審問」なんておっかない事をやっていた。

「悪魔」
人間のような容姿だが、背中に蝙蝠のような羽がある。その羽は普段はしまっているが、本気になったり、全力の時は出るらしい。かつて「人間」に狩られた事を根に持っている者も居るが、大半はそんな大昔の事忘れた。
「魔力」はそれなりに持っているらしい。
腕力が高く、回復力も高い。視力が大体人間の2.5倍近くある。
見た目の約10倍が大体の年齢。

「魔王」
「魔界」を納める王で、かなりの高い「魔力」と力を持つ者だけが、その玉座に座る事が許される。歴代魔王の中でも、今の魔王は神にも匹敵する力を持っているらしい。

「エルフ」
基本的に「別界」に住んでいる。同じ日に生まれた「妖精」をパートナーとする。その為中には「妖精」が居ない「エルフ」も居る。見た目は「人間」と大差ないが、耳が尖っている。
「魔力」があり、「魔術」が使えるが、自分と同じ「属性」の「魔術」しか使えない。筋力はあまり高くないが、かわりに俊敏性が高い。聴覚、視力が「人間」の3倍近くある。
見た目の約5倍が大体の年齢。

「妖精」
同じ日に生まれた「エルフ」をパートナーとする。外見は掌サイズである事を除けば「エルフ」と大差ない。また背中には透明な翅が生えている。
自分と同じ「属性」の「魔術」しか使えないが、その中でも回復魔術しか使えない。
聴力が「人間」の4倍近くある為、かなりの音域を聞き取る事が出来る。
「エルフ」と同じく、見た目の約5倍がだいたいの年齢。

「蝙蝠」・「コウモリ」
「魔界」出身を「蝙蝠」。「別界」出身を「コウモリ」とされる。人間の容姿と大差ないが、背中に羽が生えている。(収納不可)
「蝙蝠」の方は視力があるが、「コウモリ」の方は盲目な者が多い。また「魔力」は「コウモリ」の方が若干強い。
筋力よりも俊敏性と「魔力」が高い。聴力は「人間」の5倍近くある。
見た目の約5倍が大体の年齢。

「魔女」
男性の場合は「魔術師」と呼ばれる。「人間」と大差ない容姿の為、言われなければ判らない。知識が豊富で、様々な事に対応出来る。しかし基本プライドが高く高飛車。
「聖火」が唯一の弱点で、これにより火炙りになった「魔女」は数知れず。多くの「魔女」は同士のその恨みを忘れていない。
高い「魔力」を持つが、五感も筋力なども「人間」並み。
見た目の約15倍がだいたいの年齢。ババアは禁句だ。

「聖火」
「魔女」や「魔術師」の弱点とされる、聖なる炎。作り方は至って簡単。虫眼鏡で太陽光を集め火を起こし、ちょっとした祈りを込める。簡単に作れるからって、「魔女」を火炙りになんてしないように。

「吸血鬼」
「人間」と大差ない外見だが、「吸血鬼」には長身で容姿端麗の者が多い。霧化出来、下手をすると瞬間移動したかのように感じる。日光に極端に弱く、日光に当たると高確率で灰になる。なのでそれぞれ独自に工夫しているらしい。自身が弱った時には、誰彼構わず血を求める。その時は貧血では済まないところまでいくので、弱っている「吸血鬼」に不用意に近付くのは危険。
「魔力」らしい「魔力」はないが、代わりに恐ろしく筋力と俊敏性が高い。視覚、聴覚、嗅覚が「人間」の3倍近くある。
見た目の約16倍が大体の年齢。長生きだね。

「猫又」
所謂「化け〜」の種族。「人間」の容姿に似ているが、頭に猫の耳があり、二股になった尻尾を持つ。気分によって猫の姿になるようだ。
大勢が気まぐれでつかみ所のない性格をしており、味方にも敵にもしたくない。それから酒豪が多く、薬草にも詳しい。
強い「魔力」「妖力」を持ち、俊敏性もかなり高いが、回復力が「人間」よりもかなり低い。その為「人間」の精気を吸う事で回復力をかさ増ししている。因みに精気を吸われた「人間」は、物凄い疲労感に襲われるか最悪死に至る。
五感が「人間」の2倍近くある。
見た目の約30倍が大体の年齢。もはや仙人だね。

「人魚」
「別界」の海に住み、そこに王国を建国して暮らしている。上半身が「人間」で、下半身が魚のそれである。種族同士の団結力が強い。一人を敵に回せば、王国ひとつを敵に回すと思った方が良い。別に「人魚」を食べたからといって不老不死にはならないので、食べるなら普通の魚を食べた方が良い。
「魔力」も筋力もそこまで高くないが、唯一水中でも地上でも呼吸が出来る。しかし乾燥にとても弱い。嗅覚はあまり良くないが、その他が人間の2倍近くある。
見た目の約3倍が大体の年齢。

「雪女」
所謂「化け〜」の類。男性は「雪男」、子供の時は「雪ん子」と呼ばれる。極寒の地に住む種族。人間の容姿と大差ないが、体温が恐ろしく低く、肌も「人間」から見れば病的に白い。そして瞳をよく見ると星の形をしている。また彼女らと会話をすると、徐々に体温を奪われる為、凍死する前に非難する事が大切。
「魔力」が高いが、筋力、俊敏性が低く、また暑い所では行動不能となる。
見た目の約30倍が大体の年齢である。生きた化石のようだね。

「化狐」
所謂「化け〜」の類。九尾の狐は神として祭られている。気まぐれな者が多く、人を化かして楽しむ者が多い。また高貴である自らに誇りを持っている。周囲に炎が灯る事があり、それは「狐火」と呼ばれる。
「魔力」と「妖力」が高く、俊敏性も高いが、「妖力」が尽きると行動が出来なくなる。また五感全てが鋭い。
見た目の約30倍が大体の年齢。もはや別次元だね。

「ヤタガラス」
「冥界」に住む、三本足の烏。人間の容姿と大差ないが、背中に翼が生えている。たまに魂を運ぶ事があるという。基本的に「ヤタガラス」は黒い。
「魔力」がかなり強いが、夜間の視力はかなり弱い。

「ケルベロス」
「冥界」の番犬。「冥界」から逃げ出そうとすれば、どこまでも追い掛けて「冥界」へ引き摺り戻す。主に人の姿をしているが、本気の時は巨大な犬のような姿となる。
「魔力」らしい「魔力」はないが、俊敏性がかなり高く、また筋力もかなり高い。聴力、嗅覚がかなり優れている。
「魔力」はないのだが、何故か周囲に炎が揺らめく事がある。

「死神」
「冥界」の住人。死期が迫っている者の所に現れ、寿命が尽きた事を確認してから魂を回収する。そして回収した魂は「冥界」へと運ぶ。「死神」が現れる所には蝶が舞っている事がある。魂を連れて「冥界」へと連れて行く為、生きている者からは嫌われる事が多い。
彼らはある程度の未来なら見る事が出来るが、それを口外する事は堅く禁じられている。
「死神」が何らかの事件、事故で行動不能となると、死ぬ事が出来なくなる。(物理的に肉体がなくなっても、精神のみがその場に留まった状態となる)
因みに、「死神」全員がうざい性格をしている訳ではない。

「冥王」
「冥界」の支配者で、魂の管理者。「冥界」に居る間は彼の管轄下にあり、自由が制限される。いかなる魂も彼の前では平等である。
王とされているが、実質的には神でもある。

「女神」
「天界」に居る神。彼女の元では全てが平等。世界のあり方を決め、運命は彼女が紡ぎだす。

「堕天使」
「天界」の住人が何らかの罪を犯し、「冥界」へ堕とされた天の使いの事。気高かった筈の姿は、自分が一番忌み嫌うものと混ざったような姿となる。

「グール」「グーラ」
何らかの理由で「冥界」にいく事が出来なかった魂が実体化したもの。生に強い執着があるらしく。生きているものを襲う。ある程度の知能はあるようだ。女性体のグールはグーラと呼ばれ、とても美しいがやっぱり生きているものを襲う。人間にもグールは見える為、出会ってしまったらまず逃げるか、もしくは頭部を撃破すれば退治可能。その後はグール専門の死神がグールの魂を冥界へ運んでくれる。ローズマリーの香りが嫌いらしく、ローズマリーの香水をつけているとグールは近寄ってこない。

「神々国際サミット」
年に一度「人間界」のある場所で、全世界の神が集まりサミットを広げる事。この時、各地の神が留守となるので、いろいろと注意が必要。