『無自覚シリーズ』バレンタイン2014
2014/02/14 23:41



*『無自覚シリーズ』バレンタイン小話
*総司は三年生で自由登校期間中です


「先生、これ受け取ってくださいっ!!」

「あ、いや…俺は甘いもんは。そもそも学校にそんな物を…」

「そんな物なんて言わないでください。私これでも料理部なんです、味は保障しますから!!」

「だから、そういう問題じゃなくてだな…。」

「先生、す…!!「はいはい、そこまでにしてくれるかな?」

「「総司!?(沖田先輩!?)」」

「キミ、何年生かはわからないけどダメだよ。土方先生には記念日って概念が皆無だからね。下手に突いて怒らせて後が面倒になるのは嫌でしょ?」

「…はい、以後気をつけます。」

「いい子だね。それじゃ、もうお帰り。」


   *******


「で、この落とし前はどうつけてくれるんですかね。土方さん?」

「落とし前って、お前…俺は何もしてねぇだろうが。」

「こっそり鼻の下伸ばしてたくせに。あの子みたいなの、タイプですもんね。」

「勝手なことぬかしてんじゃねぇぞ!!生徒に手を出すほど落ちぶれちゃいねぇ!!」

「出してるじゃないですか!!僕だって貴方の生徒でしょ!!?」

「うっ…。」

「嘘吐き嘘吐き!!土方さんの大嘘吐きー!!」

「てんめぇ…言いたい放題言いやがって、こっちに来やがれ総司っ!!!」

「わー!!土方先生がいたいけな生徒をいじめるーっ!!」



自由登校なのにわざわざ学校になんて行きたくないけど、自分のいない間に土方さんに悪い虫がつくなんて許せない!!ってことで様子を見に来た総司でした。
持っている素振りは全くしていませんでしたが、ちゃんと土方さんに渡すチョコも持参しています。

『無自覚シリーズ』、高校編はあれで一応完結させたつもりでいるのですが、大学編を書き始めるタイミングがどうにも掴めなくて…。
でも、たまーにこんな感じで番外妄想していますので、日記小話で書いていけたらなと思っております。


ということで、本日はこれにて。
皆様お休みなさいませ!!






prev | next


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -