アラシヤマともだち図鑑
アラシヤマと友達になっちゃった人、友達にされかけた人を集めてみた。(アニメ基準)


●テヅカくん
種族:コウモリ
初登場:原作23話/アニメ21話


アラシヤマと嘘偽りなく仲良くしてくれた初めてにして唯一のお友達。
人間の言葉を話すことはできないが理解はできるらしく、意思の疎通はできているものと思われる。
というか普通に会話をしている。
恐ろしいのはテヅカくんが人語を解すことでなく、アラシヤマがコウモリ語を解すことである。
純粋にアラシヤマを慕っており、アニメでは滝つぼへ落ちかけたアラシヤマの命を救ってくれた。
愛らしく心優しいコウモリである。

ウィローがコウモリになってからは、アラシヤマをほったらかして彼に懐いた。
原作ではそのままアラシヤマを忘れてしまったようだが、
アニメではウィローとともになんだかんだで最終回まで仲良くしてくれていた。

続編のPAPUWAではウィローに学んだ魔法学を活かし、
チワワのタケウチくんと共に法外な料金でぼったくる薬屋を営んでいる。
ちなみに、PAPUWAにて本当にアラシヤマを忘れてしまったらしいエピソードがあり、
アラシヤマとファンを大いに泣かせた。
記憶が消えても南国時代の彼らの友情は本物であったと信じたい。


●スズキくん
種族:サボテン
初登場:アニメ21話


テヅカくんに裏切られ人間不信に陥ったアラシヤマが懐から取り出したサボテン。
植物が無抵抗なのをいいことに友達認定し、
以降23話で決別するまで、たとえ火の中水の中草の中森の中まで連れまわした。

スズキくんに対しては「あんさんしか信じられまへん」だのなんだのと
信頼していることをしつこくアピールしていたが、23話でその友情はあっけなく終了した。
宴会で「サボテンと友達になる」という芸(?)をみせようとドテラを着せたところ、棘が刺さったのだ。
傷つけられたアラシヤマはスズキくんを投げ捨て、早速サトウくんに乗り換えるのだった。

ところで、懐にサボテンをしまうと胸元が血まみれになるのでやめよう。
痛いどころじゃない。


●タナカくん
種族:オットセイ
初登場:アニメ22話


アラシヤマが密かに八橋で餌付けをしていた芸達者なオットセイ。
しかし彼もパプワ島のナマモノ、一番の友達はアラシヤマではなくパプワくんだった。
というか、タナカくんにしたらアラシヤマは飼育員程度の存在なのかも知れない。
その事実を裏切りだと受け取ったアラシヤマはスズキくんと共に海に沈んでいったのだった。
つくづく身の程を知らない男である。


●サトウくん
種族:石灰岩
初登場:アニメ23話


スズキくんに傷つけられた直後、「あなたが駄目でも代わりはいるもの」といわんばかりに友達にした石灰岩。
切り替えの早さが恐ろしい。
もはや誰でもいいのか、裏切られることを前提に常に次の獲物を持ち歩いているのか。
いずれにしても、ささいなことですぐに切り捨て、誰にでも「あんさんしかおりまへん」と
薄っぺらい言葉を繰り返すから信頼されないのだと早く気付いたほうがいい。

アラシヤマが話しかけるたび、サトウくんは都合の良い返事をしてくれる。
無機物が無抵抗なのをいいことにやりたい放題である。
また28話以降はサトウくんに目と口がついている。無機物が無抵抗なのを(略)。
しかしその無抵抗さが災いしてか、一番アラシヤマが尽くし愛情をかけていたお友達であった。

30話で焚き火に放たれて灼熱の身体となり、
アラシヤマに火傷を負わせたことでようやく「友達」から開放された。
(しかし41話ではスズキくんと共に再びアラシヤマの友達にされていた)


●シマダくんの子ども達
種族:アオウミガメ
初登場:アニメ28話


大量に産み落とされた秘石そっくりの青い卵。
それらから孵ったアオウミガメの子どもたちのうち、アラシヤマの近くにいた者は例外なく友達にされた。
しかしこの回以降、アオウミガメたちは登場しない。
無事アラシヤマから逃れ両親と暮らしていることを願うばかりだ。


●フェアリーのマイちゃん
種族:幻
初登場:アニメ30話


フェアリーと言っているが、幻覚である。
また、「マイちゃん」と名前は一つしかないが、赤と青と緑の3匹である。
木の妖精、水の妖精など、個々に設定があるらしい。

人間の友達ができず動物も駄目で植物に逃げたが上手くいかず最終手段の無機物にすらいじめられ、
ついに一線を越えてしまったアラシヤマがみた悲しい幻。
マイちゃんはそんなアラシヤマを優しく滝つぼへ誘い込んだ。
楽にしてくれようとしたのだろう。優しい妖精たちである。
もしかしたら死神かも知れないが、そこは我々の知るところではない。


●ウィローちゃん
種族:コウモリ?
初登場:原作29話/アニメ31話


名古屋ウィローが魔法薬でコウモリになった姿。
原作ではアラシヤマとの絡みはなかったが、アニメではテヅカくんと共にアラシヤマに懐いている。
ここからは主にアニメでの彼を述べる。

一番最初だけ「ウィローくん」と呼ばれ、その後「ウィローちゃん」で定着した。
原作ではテヅカくんに懐かれて嫌がっていたが、アニメではテヅカくんと仲良しでいつも無邪気にじゃれている。
アラシヤマにも笑顔で懐き、人間だった頃の面影はない。
アラシヤマが彼の正体に気付いているのか、
また、コウモリになってから彼が人間の理性を保っていたのかは定かではない。


●水たまり
種族:泥水
初登場:アニメ32話


ついに水溜りに映った自分の姿にまで友達にしようと語りかけるアラシヤマ。
お前はナルキッソスか!


●シンタロー
種族:人間?
友達認定:原作32話/アニメ37話


生まれて初めてできた人間のお友達。心に友と書いて心友(しんゆう)と読む。
シンタローは力を利用すべく「今日から俺が友達だ」と言ってしまい、その一言を機に、
以降死ぬまでストーカーされるはめになった。
用が済んだらポイすりゃいいという浅はかな考えで
万年友達欠乏症の引き篭もりに近づいたガンマ団一軽率な男である。


●のっぺらぼう
種族:オバケ
初登場:アニメ39話


深夜アラシヤマの家を訪ねてきた髪の長い女。
ひどい吹雪に見舞われたので一晩泊めてくれとの申し出に、
アラシヤマは「友達になるなら泊める」と交換条件を出した。
女はあっさりと了承したが、顔をみるとのっぺらぼうだった。そんな夏の怪談。
ちなみに正体はキツネのウエハラくん。

それにしても、深夜泊めてくれと訪ねてきた若い女に「友達になれ」とは、
健全な成人男性として激しく間違っている。


●エンドウくん
種族:ヒグラシ
初登場:原作24話/アニメ40話


100年蝉の幼虫をやっているヒグラシ。
原作での絡みはないが、アニメでは刺客たちが空を飛ぶ手助けをすることになる。
アラシヤマはおたべグライダーで空を飛ぼうと誘うが、
そのまま本人の意思も聞かず逃避行しようとして眼魔砲で止められた。
どう贔屓目にみても誘拐である。


●貝殻、流木、視聴者など
種族:?
初登場:アニメ41話


もはや見境などない。



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