あの子の左手
首
が愛おしい
貴方の体温を知らない空っぽの腕
酸素を喘ぐ灰色の息
この身体が貴方の
唄
に溶けたらわたしは生まれ変わる
救いの無い朝さえわたしには来ない
あの子の左手首が愛おしい 貴方の体温を知らない空っぽの腕 酸素を喘ぐ灰色の息 この身体が貴方の唄に溶けたらわたしは生まれ変わる 救いの無い朝さえわたしには来ない
▽人魚の断片
-bomiさん
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