伸ばした指に曖昧な優しさだけをしたためて君が喰らいつくのを待ってる お終いを描くことでしか未来を語れない不自由な僕等 目隠しの夜はどこにも行けないふたりから唯一の温度を奪ったのだ かつて僕らは仮初めの純情に美しくも虚しい意味を与える某アダムとイヴだった この世界は些か頼りなくもあるが、それでもせめて僕の代わりに覚えていてくれ、僕が人間らしく在った時間のことを
▽愛情/体温/箱庭
-びょうさん
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