好き好き好きねぇ好きだよ愛してる。アンタじゃなきゃだめだよ。アンタがいないだけで俺、もう狂ってしまいそうで、 「赤也、どうした…?」 「先輩、卒業しないで」 「いや無理だろ…」 「俺、一年早く生まれてくればよかったのに。」 「たった一年じゃん」 だめだめだめ。俺と先輩は絶対に離れちゃいけないんだ。だって俺は先輩がいなきゃだめだし、先輩だって俺がいなきゃだめでしょ?あ、いいこと考えた 「あ、かや…?」 大きく見開かれた目が酷く俺の脳裏に焼き付いて離れない。 「一年違うのもいやだ。たった一年じゃない。そうだったらさ、もっかい生まれてくればいいじゃん。俺と先輩2人で死んで、生き返んの。もしかしたら先輩女で生まれてくるかもね。あぁなんて好都合!結婚だって出来るし、周りの目も冷たくならないよね。そしたら子供作ろう。何人がいい?俺3人がいいなぁ。皆丸井先輩に似て、可愛いの。あ、真ん中の子だけは俺に似てほしいな。俺寂しいから。ねぇ先輩どう?」 「え、…や、」 「そんな怖がらなくて大丈夫だよ。痛いの一瞬だけなんだから。これで丸井先輩と俺は一生一緒。ね、ロマンチックじゃない?先輩好きでしょ?だからさ、ほら」 「や、やだ…やだ」 「大人しくしろって」 「やだやだ赤也、やめて」 キラリと光が反射して綺麗に光る。刃に舌を這わせ、先輩をどこから刺そうか考える。 やっぱり胸がいいかな。心臓に突き立てるの。一発で先輩の心臓を捕えて、引き抜いたらきっと先輩はもう動かない。そしたら次は俺の番で、自分で自分の胸に突き立てて、えぐる。そうして俺も死んだらほら、また新しい人生の始まりだよ。今度こそ、一緒になろうね。 輪廻転生ヲ望ム愚カ者共ノ戯言 (どうしてこうなってしまったんだろう) (どこで俺たちは道を踏み外したの?) 赤也が病みすぎる |