第三話 | ナノ
ガッシャーンッ!!

「っつ――――――――――!!!!!」
「どうした仁王!!?」
「すまん、指逝った。」

仁王が熱湯で火傷を負ったらしい。
中で同僚が難しい顔をしたのを俺は担当のレジの鏡ごしに見た。

「(アホらし…)」

仁王のらしくない行動に少し心配になったが、しょうもないアイツのことだ。
なんかおかしなことでも考えてたんだろう。
それにしても今日はおかしな日だ。

美奈ちゃんに告白(もどき)はされ、仁王は火傷し、それに俺は今、仁王が怪我をしたのをすごく気にかけてる。
これは何なんだ…?
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