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「ろ、ロルフ…ううう!」
「えっなっ、え、どうしたん ( ゜д゜ ) ?!」
大泣きしながらロルフに走り寄る。
いや、ほんとに予想外だったんだ!
「よ、ようわからんけど元気だしてやーあ、あめちゃんやろか!」
「もらう!」
「…思ったより深刻ではなさそやな」
ロルフが何か呆れてる様子だけど飴がおいしいので気にしないことにする。
「今度はナズに感動もののDVD借りたの」
「ああ、それで鼻水たらして泣いとったってわけやな」
「断じてそのような事実はない!」
キリッと断言するがあんまり自信がない。
うう、思い出すとまた涙がでてくる。さっき見終わってからこの思い出し笑いならぬ思い出し泣きのループから抜け出せないでいた。
「そんなに泣くと明日カラッカラに干からびるんとちゃうん」
「明日もし涙が枯れちゃうのはいいけど」
「 ( ゜д゜ ) がミイラんなって明日発見されたらちょっとわろたるわ」
「せめて悲しんでよっ」
「うそうそ、うん、 ( ゜д゜ ) 死んだら寂しーて泣いてまう」
「よし、じゃあ泣いてみて!」
「死んでないやん」
「あっ」
(フラグをお互いにばっきばきにする関係)