懲りずに学パロ
エレン視点


ぼふんっ。
間抜けな音が響き、教室は静まりかえった。次の瞬間爆笑の渦。
お前等なぁ!!
「ギャハハハハ!!!エレンそりやねえぜ!!」
「まさか!成功するなんてヒーッ!!」
中でも一番笑っているのはコイツ等。ジャンとなまえだ。コイツ等はヤンチャ悪く言えばクラスの問題児。ていうかただの問題児だ。停学になればいいのに。
「なっ!言っただろなまえ!!コイツはこんなので十分だって!!」
「さすがジャン!!いやー笑った笑った!!」
「もうお前等黙れ!!」
アルミンがまあまあと俺を宥める。ミカサは俺の頭の粉をはらった。
「なまえ…ほどほどに。」
「ごめんねーっ!!」
そういいつつ笑うなまえに殺意が湧いたのはここだけの話だ。
「それにしても、お前等仲がいいよなー!つき合ってんのか?」
コニーが横から二人をからかった。そういえば気になる。コイツ等気がつくと一緒にいるし。いつもからかわれる俺にとっては迷惑なことこの上ないのだが。
二人は顔を見合わせ、同時に吹き出した。
「ナイナイ!!何言ってんのコニー!!」
「そうだぞ!誰がこんなゴリラ!」
「黙れ馬面!!」
「ハァン?!」
ああもうホントばか!!鬱陶しい!!ノイローゼになりそうだ!!
「おーい、なまえちょっといいかい?」
「あ、はーい!じゃあね馬面!ハゲ!!」
「んだとこのゴリラデブ!!」
ベルトルトに呼ばれ去っていくなまえ。罵倒も忘れない。
やっと静かになったか…。そう、思うとジャンはまだなにか怒ったように一点を見つめている。
「な、なんだ?」
目線を辿ると、そこにはベルトルトと仲良く話しているなまえ。あ、もしかしてコイツ。
「ジャン、先生が…」
「んあ?おう…」
なまえを見るとこちらをジッと見つめていた。目線の先は勿論ジャンとミカサ。やっぱりコイツ等めんどくせえなあ。
お互いバカだから気づいていないようだ。俺もメンドクサいことに気づいてしまったようだ。
(あいつベルトルトと仲良く話しやがって…)
(また、ミカサにほっぺ赤くしてる!)
((俺は<私は>こんなに好きなのに!!))

「あーあ、ホントバカな奴等。」
「?エレンどうかしたの?」
「ん?いやなんもないよ。いこうアルミン。」

今日も俺の胃は痛むばかりだ。


0629

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