足元には静けさ







あいつが仕事でいない時

天気予報で雪が降ると言っていた時

初めて二人で外食した



「おい、それよこせ」

「だーめー、煙草やめなさいって言ってるでしょ」

「テメェに関係ねぇだろうが」

「あるんですー」




食事の席で

こいつの横顔を見て



ふと  思ったんだ


嫌い  嫌いだ

顔も
性格も
そんな風に言うところも



でも好き


好き





「どしたー?またなんか悩み事?」

「別に、悩みなんかねぇよ」




こいつに会う時は いつも

緊張で 苦しくて


でも会えないと

心細くて死にそう




いつも いつも

俺を不安にさせて


いつも いつも

別のことを考えているようで


いつも いつも

寂しい



あの時 思わず
口走ってしまった


まぁ
気にすんな





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