ごめんもう笑えない | ナノ
【ごめんもう笑えない】


貴方に逢う為に
障害なんて乗り越えてみせる
もっと
貴方の夢を見る為に


差し伸べられた手を見つめて。
躊躇う気持ちが湧き上がる。
多分、想いがはっきりしないから。
好きと恋とは、違うんだよ、と。
手は無言の訴えをする。

(それが本当だと、誰が証明するの?)

ただ、好きなだけじゃダメなのか。
ただ、見つめていたいと思う気持ちは、恋ではないの。
届く曲の歌詞が、それは幼いのだと告げる。
王子様なんていない。
うかうかしていたら、悲劇の結末が待っている。
差し伸べられた手を、取る。
それだけで、好意は恋に変わる。

(貴方が私の一番になっても)
(私が貴方の一番になることはないから)

張った予防線を、何故乗り越えて来ようとするのか。
私を傷つけて。
それで、貴方は満足なのか。

(これが、恋なのだとして)

貴方が恋人になる可能性はない。
ただ、赦してほしい。
私が貴方に恋をすることを。
差し伸べられた手を取って。
貴方の傍へ行くことを。

そうすれば私は、悲劇の結末を待たずにすむから。


【Fin.】

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後書代わりの戯言

見る人が見ればわかるでしょう
これは、まぁ…うん、という内容です

あるきっかけで、また、こうした恋の話が書けるようになったことが嬉しいです
この出逢いに、心から感謝しています
感じたこと、経験したこと、すべてが、こうして糧になることを、感謝しています
やっぱり、書き続けていきたいと思えました
たぶん、ここは見ていないだろうけれども、ありがとうございます

尚、タイトルは、【たしかに恋だった】さまより頂きました。


宜しければ感想等頂ければ幸いです!

web clap

2011/06/21 Wrote
2011/06/22 UP


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