闘技場 やっとこそさ、サマンオサでの問題が解決して、平和そのものな町へと場面は変わります。ここもまたジパングとイシスのところで出てきたポールダンスの人とか派手な踊りを見せてくれる人、また、町の人々もとっても楽しそうに振る舞っているのが見えます。 ぴょんぴょんスキップしながら出てくるアリーナ超可愛い。 アリーナ「わぁ、ここは闘技場ね!強い奴が沢山いそうだわ!」 闘技場だったんか。吃驚。とても賑わっている中で嬉しそうにしているここは、旅の中での一種の休息地点でしょうか。 強い奴を沢山倒したい、と興奮し息巻くアリーナに、テリーはしれっと。 テリー「ふん、強い奴は全て俺が倒す。一人も残らないだろうがな」 アリーナ「何ですって!私だって負けないわよ。テリー!どっちが強敵を沢山倒すか、勝負よ!?」 強い奴を独り占めするのか、と眉をつり上げるアリーナ。 と、そこで、アナウンスが一つ。どうやら何かイベントが始まるようです。「モンバーバラの姉妹、ミネア、マーニャだぁぁ!!」DQ4の戦闘音楽が流れる(←ここ重要)とともに、ステージのど真ん中からミネアとマーニャが登場!!嘘だろ!!!超きれい!!踊り子だあああああ!!!ミネアも水晶もって踊ってるわけじゃなくちゃんと舞ってます。やばい。きれい。素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい……。(倒れそう) ※その間、私は見ることができていないのですが、どうやらテリーはステージの下のところで壁によりかかり、冒険の書を読んでいるようです。見える座席がとっても限られているらしく見られた人は本当に運が良い。見たかった。……見たかった。(血涙流しながら) 舞いが終わる頃、アリーナがぴょんぴょん跳ねながらマーニャとミネアに飛びつきます。 アリーナ「マーニャ、ミネア!あなたたちもこの世界に来ていたのね!!」 嬉しそうに笑顔を浮かべるマーニャとミネア。尊い。きみたち同じ世界だもんね、DQ4出身だもんね。大好きよ。 あれ、そういえばDQ4の出身といえばもう一人いたはずでは。パノンはどこだ、と探してみれば、色っぽいお姉さんのポールダンスにヤンガスと釘付けになっているところでした。おいおい。 ………おいおい。そこにいるのクリフトじゃないっすかね。 ヤンガス「おっほほぉ、たまらんでげすなぁ。でも、前にいるヘンテコな帽子を被った兄ちゃんのせいで、よく見えんでがす」 パノン「そうですねぇ。ちょっと、横にずれてもらえないでしょうか……」 ヤンガス、感想が完全におっさんです。いやお前おっさんだけども。ムッツリ系のおっさんです。きみゼシカの盛大な胸揺れでこういうの慣れきってるんじゃないの、違うの? さて皆さん。ここで序盤のアリーナ姫のお言葉を思い出しましょう。 『ねえ、ものすごーーーーーーーくヘンテコな帽子を被った、ものすごーーーーーーく気の弱そうな男の人、見なかった?』 「ヘンテコな帽子」という言葉に反応したんでしょうか。アリーナ、ポールダンスの女性にデレデレで見入るクリフトを発見。 アリーナ「クリフト!?クリフトなの!?」 そこではっと我に返るクリフト。後ろを向くとそこにはアリーナの姿が。 はい。当たり前ですね。喧嘩スタート。 クリフト「姫様ぁ!!捜しましたよ!」(慌てて歩み寄る) アリーナ「捜した、はこっちの台詞よ!心配してずっと捜してたのに、こんなところでデレデレしてたのね!!」 クリフト「姫様!?ち、違うんです、これは…!」 アリーナ「違わない!!」 クリフト「姫様!!」 アリーナ「クリフト!!罰として、私と一緒に、この闘技場のバトルに参加しなさい!!」 突然の申し出にきょとんとするクリフト。っていうかクリフトよかったな、デレデレしてたことを怒られてるならたぶん脈ありだぞ。よかったな。 アリーナの頼みに「姫様と、二人きりで……?は、はい、このクリフト、姫様を全力でお守りいたします!」と嬉しそうに大きな声で答えるクリフト。アリーナ大好きだもんね、きみ。そして「決まりね!」と笑うアリーナ。やっぱり良いなぁこのコンビ。ここまでくるとブライが欲しいところである。ツッコミ役不在怖い。 そして、二人は闘技場のバトルに参加するために準備で一度、ステージの端っこへ退散。いつの間にやらヤンガスも消えてます。その代わり、今度は冒険の書を持ったテリーが「騒がしいが、なかなか良いところじゃないか」と言いながらステージにあがってきました。続いて、パノンも。 テリー「ところで、パノン。そこでこんなものが売っていたぞ」 パノン「テリーさん、その手に持っているのは、まさか!?」 テリー「冒険の書だ」 パノン「冒険の書!この冒険がより楽しむことができるという、購入できるあれですね!!あ、もしかして、すでに冒険の書をもっていらっしゃる方、いるんですかねぇ。聞いてみちゃおうかな!?冒険の書、持ってる人!はぁーーーい!」 パノンの声に従い手を挙げる人多数。それもそのはず。冒険の書はドラクエツアーの公式パンフレットのことです。表紙にロトの紋章がついていて、なかなか世界観を保っているものになっています。 沢山の手があがったことに拍手するパノン。「なかなか良い趣味をしてるじゃないか」と誉めるテリー。 パノン「冒険の書は、外のお店でお買い求めいただけます。冒険の書は、たったの2800ゴールド!2800ゴールドで、テリーさんとお揃いになれるんですよ!いいですねぇ!!」 テレビ販売かな???でもすでに風間テリー沼に落ちた私からしてみれば、「(風間)テリーとお揃い」というのは悪い気はしません。家宝にしますとも。ええ。それに実際いろいろ舞台裏みたいなのも見れて最高だしね。うん。これはあとで何度でも読み直せるくらいおもしろいから純粋に買って良かったと思ってる。 一通り宣伝(笑)が終わると、パノンが気合いを入れて叫びました。 パノン「さあさあ、それでは、まいりましょう!!恒例の!!モンスターバトルロワイヤルううううううぅぅーーーー!!!!!!」 大気がびりびりふるえて声すげぇ。さすが役者さん。声量ハンパないです。いかにもお腹から出してる感じ。いいなぁ。あれくらいインパクトのある声は貴重。 テリー「おい……お前等そんなもんなのか?」 唐突に客席をぎろりと見るとぐるっと見回して顔をしかめ。 テリー「もっといけるだろ!!!盛り上がってるか!!!」 \うおーーーー!/と叫ぶ観客。 テリー「……やればできるじゃないか」 いやテリーさん、その煽り方はジャニーズですわ…(笑) 一瞬風間くんがいた気がしたがあの人俳優業に専念してるからライブとかないはずだし、やっぱりあれはテリーなのか。あんまりそういう煽り方するイメージ風間くん自身にもないし。ちゃんと最後はクールに決めてくれたし。 かっこいい(結局そこ) パノン「本日司会進行を務めさせていただきます、パノンです。そして、モンスター解説には、モンスターに詳しいテリーさんに、お願いいたしまぁす!」 テリー「モンスターのことなら任せろ」 そっすね。で、ここでも一応補足。 ※テリー:ミレーユの弟。姉を護れなかった無力から、最強の剣士を目指すようになる。が、不思議とモンスターに好かれる魅力の持ち主で、仲間にモンスターを引き連れることもしばしば。DQ6でも彼を仲間にすることでバトルレックスというモンスターも仲間にできたり、そもそもモンスターを仲間にして戦うことが主となっている「テリーのワンダーランド」というゲームも存在する。ちなみに、「テリーのワンダーランド」はミレーユと生き別れるよりも前の幼少期のもの。また、「ドラクエヒーローズ2」でも自分に懐いてしまったモンスターのために、一肌脱ぐ様子が描かれている。 パノン「…さぁて!張り切ってまいりましょう!第一ラウンド!!赤コーナー、どこかの国お姫様、アッリィィナァァァ!!!」 後半、パノン、声が裏返ってる(笑) アリーナ「がんがんいくわよ!!」 ぴょんぴょん跳ねて決めポーズ。しかし、赤コーナー側のステージがガーッと音をたてて上昇していきます。それにおびえるように欄干につかまるクリフト。クリフトは高所恐怖症です。おかげさまで、せっかく勢いよく「神官・クリフトォォォォ!」と紹介してくれているパノンの声にも満足に答えられません。 アリーナ「ほら、クリフト、さっさといくわよ!」 クリフト「は、はいぃぃ……」 「た、高いいぃ…」と震え、腰が完全に引けたままおろおろと動くクリフト。 パノン「青コーナー!!まさか……まーーーさーーーかーーーのーーー!!バァァァサァァァカァァァ!!!!!」 反対側からぴょんぴょん跳ねながら出てきたのはバーサーカーでした。わぉ。これもまたクオリティの高い。しかしみんなひっきりなしに動き続けているのでちょっと大変そうです。頑張れ中の人。 テリー「……随分、弱そうな男だな……」(クリフトを見つめ) パノン「ですねぇ。でも、戦闘になると実は、頼りになったりするのかもしれませんよ?」 格闘ゲームのような「アリーナ・クリフトVSバーサーカー」の画面がスクリーンにどどーんと表示されてすぐ、パノンがまた叫んで。 パノン「さあ、勝つのは、赤か、青か!?レディーーーーー!!ファイッ!」 ここのパノンの「ファイッ」の部分だけ、えらく低音で好きでした(笑) バーサーカーを見つめながら「攻撃力、守備力ともにバランスの良いモンスターだ」と解説するテリー。 それも分かっていてか、クリフトは自身の槍を構えながらもアリーナを横目で見て言います。 クリフト「姫様。ここは慎重にいく必要がありますよ」 アリーナ「そうね。慎重にいかなくちゃね。そうと決まれば……突撃〜〜〜〜!!!」(一人で走り出しバーサーカーの群の中へ) クリフト「全然慎重じゃないじゃないですか!!ちょっ、姫様!!」(慌てて後を追うクリフト) バーサーカーに囲まれてる中で全力で戦いまくるアリーナさんですが、さすがに数が多すぎた模様。「きゃああ!」という悲鳴に続いてどさりと倒れ込んできたアリーナ。流石になぁ、一人でバーサーカー…七匹くらい?は流石に無理ですよ姫様。すぐさま駆け寄るクリフト。 クリフト「姫様!!くっ……よくも姫様を!!!ザラキ!ザラキザラキザラキザラキザラキザラキ!!!」 クリフトは ザラキを となえた! クリフトその癖直したほうがいいよ!!これがスクリーンにめっちゃエンドレスで出てきて大爆笑。ヒーローズでもそうだったじゃない…ザラキ全然きかなかったじゃない……!ただスクリーンにでてきた紫色の魂が襲いかかってくるみたいなエフェクトすっごい綺麗だった。 クリフト「ああ、ああああ……だ、だめなのか、やっぱり……うわああああっ!」 やっぱりって自覚あったんかお前は。 ザラキをものともしないバーサーカーのうちの一匹が、クリフトに斬りかかろうと斧を振り上げます。万事休す。 …かと思いきや、パキン、と何か音が。クリフトが顔をあげると、今まさに攻撃してこようとしていたバーサーカーがふらふらと退場。 …これはもしや…… クリフト「………!?き、効きました!!」 アリーナ「一匹だけじゃない!!!」 ※ザラキ:「グループで敵を死に至らしめる呪文」です。一匹にだけかけるのは「ザキ」という別の呪文になります。……寧ろザラキで一匹だけとは器用だなクリフトよ。ザラキのシステム超越しちゃってるじゃんか(だが残念な男感が魅力であるクリフト、そこが良い) ちなみに、テリーもちゃんと説明を加えてくれます。さすがや。 テリー「ザラキは相手を死に誘う呪文だが、成功率はかなり低い。連続で闇雲に使わないことを、クリフトは覚えるべきだな」 しかし、クリフトが一匹倒したとなればアリーナも黙ってはいられません。後ろで助走をつけ、 アリーナ「クリフト!肩借りるわよ!!」 叫ぶやいなやアリーナ走り出し大ジャンプ。「えっ」と言うクリフトの肩を踏み台にして更に高くジャンプ。当然ながらよろけるクリフト。アリーナはバーサーカーの真上をとります。もちろんワイヤーアクション。かっこいいよアリーナかっこいいよ。 アリーナ「まとめていくわよ!ばくれつけん!!!」 両拳をどかどかと繰り出し、スクリーンに表示されているパンチがめっちゃあたりまくってるのもなかなかに清々しい。うおおお。爆裂拳かっこいい。「はああああああ!!でりゃああああ!!!」というしょこたんの声も通りまくっていてやばい。一気に蹴散らされたバーサーカーはよろよろと退場。赤コーナーの勝利です!! パノン「勝者は、赤コーナー、アリーナ、アンド、クリフトーーー!!」 アリーナ「やったぁ!!」 ぴょんぴょん跳ねて喜びを表現するアリーナ。ここでアリーナのスカートがひらひらしてるのが異常に可愛いことに気づく。かわいいいいい。 クリフトが微笑ましそうにアリーナを見つめ、しかし腕を怪我していることに気づく。さすが、よく見てる。バーサーカーにやられたあのときのものでしょうね。 クリフト「あ、姫様。腕にお怪我を。ベホイミ!」(アリーナの腕に手をかざして唱える) アリーナ「ありがと!」 クリフト「いえ、このクリフト、姫様のお力になれたのであれば、これほど嬉しいことは他にございませ……あれ、姫様!?姫様あぁ!!」 クリフトが長々と言葉を並べている間にさっさと退場なさるアリーナ。つんのめりながらも急いであの後を追います。 テリー「なかなか良いコンビだったな」 パノン「そうですねぇ。さあ、次の試合に参りましょう!第二ラウンド!!赤コーナー!我らが永遠の幼なじみ・ビイィィアンカァァァ!!!」 ここでまさかのビアンカ登場!!闘技場だったんですね!!もちろん登場したのは大人版のビアンカです。美しい。 パノン「青コーナー!なんとなんと……憧れの大富豪の娘・フッロォォラァァア!!!」 フローラです!フローラです!!!たしかに大富豪の娘感ある感じのおしとやかなフローラ!!綺麗!!ドレスも綺麗!!っていうか前から思ってたけどその格好どう考えても戦いにくくない…? というかこれモンスターバトルだったのでは。 ビアンカ「フローラさん、こんなところで、ついに直接戦うことができるなんて、とっても嬉しいわ!」 フローラ「ええ、私も同じ事を思いましたわ。ここで決着をつけましょう」 ……なんかどろどろしてるのは気のせいだろうか。決着ってあれか、結婚のか。5主が選ぶんじゃないのか。 パノン「何だかモンスター関係なくなっちゃいましたね。それでもいいのかな。ムムッ!いいんです!!」 何故に川平慈英ネタ。パノンお前さてはモンスターいない世界も来たことあるだろ。 テレビ見たことあるだろ。 そんな小ネタを挟みつつ。 パノン「それでは、第第二ラウンド!!ビアンカ、VS、フローラ!!!レディー!!!ファイッ!」 何度でも言いますが、「ファイッ」の低音ボイスがツボすぎて(笑) ビアンカ、ものすごく嬉しそうな声で手を前にさしのべます。 ビアンカ「思いっきり行くわよ!メラゾーマ!!!これでも、くらいなさぁぁい!!!」 巨大な火の玉を上空に生みだし、両手をさしのべたかと思うとフローラへめがけてドカーン!これは完全にスクリーンでの表現です。超良い。 「きゃああああ!!」と悲鳴をあげるフローラ。おおう、手加減してやれよビアンカちゃん…と思うもつかの間。火の玉が消えた後、軽やかにくるりと回るフローラ。ドレスの裾がふわふわ浮いてかわいらしい。 フローラ「それでは、私もいかせていただきますわ。イオナズン!!!」 ビアンカの方に大爆発!!これにはビアンカもたまりませんが、この二人、どんだけ大魔法をお互いにぶつけまくってるの?大丈夫?? この二人の様子を見ていたテリー、半ばげっそり顔。 テリー「おい……なんだかとんでもない戦いになってきたぞ」 パノン「……そうですねぇ…」 テリー「…パノン。お前は幼なじみと大富豪の娘、どっちがタイプなんだ?」 パノン「私ですか?そうですねぇ、やっぱり女性には、こう、おしとやかさを求めたくなると言いますか。となれば、やはり、憧れの大富豪の娘、フローラさんかなー!」(最後はフローラの方に向かってひざまずきながら) 唐突にタイプを尋ねるテリー。それに律儀に答えるパノンの言葉を聞いてる最中、ビアンカとフローラの視線がこちらにきていることに気づきます。ちょっと目を伏せて、語るのに必死になっているパノンを放置して、しれっと安全地帯まで歩いていきます。テリー、お前パノンを生け贄にする気か…… ビアンカ「何て言ったのかしら」 ビアンカの低い声に気づくパノン。周りをきょろきょろ。テリーならあなたが話してる間に逃げましたよ。 ビアンカ「おしとやかじゃなくて悪かったわね!!!」(パノンに向けてメラゾーマ) パノン「ぎゃあああああ!!あ、ああ、いや、でも、おしとやかじゃなくても、元気で、健気な、幼なじみタイプも、私は、好きかなー!?」 フローラ「さっきまでと言っていることが、違いますわ!!!」(パノンに向けてイオナズン) パノン「ぎゃああああああ!そ、そんな無茶な、」 ビアンカ・フローラ「うるさーーーーーい!!!」(二人してパノンに魔法をぶつけまくる) パノン「ちょっ……だめ、だめ。この試合は、中止いぃぃ続行不可能〜〜〜……」と倒れ込む満身創痍のパノン。司会が倒れたことにより試合中止。 ビアンカ「一時休戦ね。中止は残念だけど、でもほんの少しだけすっきりしたわ。ねえフローラさん、一緒にお茶でもいかが?」(フローラの方へ近づいてきながら) フローラ「いいですわね。あちらに素敵なカフェがありましたの。行きましょう!」 結局仲良く退場していく二人を見てパノンびっくり。「なんなんですかあれは。女心って、難しすぎる……みなさんも気をつけてくださいね、女性は扱いを間違えると恐ろしいですよ!」とよく分からない忠告を一つ。 パノン「さあ、最終ラウンドに参りましょう!赤コーナー、人情家の元山賊・ヤンガァァァス!!!そして、先ほど私のことを見捨てた、孤高の剣士・テリイィィ!!!」 あ、やっぱりテリーもでるんですね。そうだよね、アリーナと競うとか何とか言ってたもんね。パノンがぼそりと「自分を見捨てた」と表現するものの、本人は何処ふく風。っていうか、テリーとヤンガスって喧嘩してなかったっけ。大丈夫なのか。 パノン「対する青コーナーは……悪魔神官と、死霊の騎士だああああ!!!!」 悪魔神官よくできてるなあああ!!のそのそ歩いてきて、魔法も使いそうなかんじがぷんぷんします。それに武器もリアルな大きさで凄く良い。あんなん相手にするんか。普通の人間なら間違いなく死にますね。モンスターほんとどれもこれもクオリティ高いな吃驚。 パノン「テリー・ヤンガスVS悪魔神官・死霊の騎士!レディー!!ファイッ!」 パノンの「ファイっ」の声が(以下略) さて、剣を軽く振りながら歩き出したテリー。その後ろに続くヤンガス。 テリー「悪魔神官と死霊の騎士か。なかなか手強い相手だが、ヤンガスと二人なら大丈夫だろう」 ヤンガス「そうでがすな……って、なんか沢山出てきたでげすよ!?」 な か よ し か よ 。 ちゃんとお互いのこと頼ってるじゃないか。喧嘩してた二人どこいった。結局仲良しかよ可愛いな!! しかしヤンガスの言葉通り、案外数の多い悪魔神官と死霊の騎士。二人はいつの間にか彼らに囲まれてしまいます。テリーとヤンガスが背中合わせで立ってるのが嬉しすぎた私。ピンチなのにごめんなさい。 テリー「…おい。囲まれたぞ。どうする、ここでイオナズンなんかされたら……」 パノン「おーっと!テリー、ヤンガス、ともにピーンチ!これは万事休すかぁぁ!!?」 そこに「ちょっと待ったーーー!!」という叫び声が。ずん、ずんというリズミカルな、耳馴染みのある音楽が流れてきます。 入ってきたのは開幕直前にずっといたトルネコです!! パノン「トルネコだーーーー!!!」 ヤンガス「おっさん、いつの間に!?」 トルネコ「みなさん、私はもう出てこないと思ったでしょう?出番を今か今かと待ち続けていたら、もう始まって一時間も経ってしまいましたよ」 思わず腕時計を確認する私。たしかに一時間経ってました。夢のような時間です。はい。 そして、状況を何とか好転させようと助っ人に加わるトルネコ。しかし別に武器を持っているわけでもなく……そこで彼が取り出したのはステテコパンツ(のハンドタオル)! ずん、ずん、とリズムを刻みながらステテコパンツを振って踊り始めました。 パノン「これは、ステテコダンスだああああ!!!」 しかしトルネコ一人のステテコダンスでは力が足りず、モンスターたちにそれほどの衝撃を与えられていない様子。 はい、もう展開読めました。私たち開演前に練習したもの。 トルネコ「そうだ!皆さんの力を貸してくださいませんか!?皆さんの力があれば、きっとできます!さあ、いきますよ!!ふって!!ふって!!あげて、あげて、かくして、だす!!」 闘技場にいる他の方々もステテコパンツを取り出し、振って見せています。もちろん観客も一緒に。 パノン「さあ、皆さんご一緒に!タオルを振ってくださいね!!」(ここがリズミカルな言葉) トルネコ「そうでーす!!さあステテコを持っていない方も!一緒に踊って!ヤンガスさんとテリーさんを、助けるのでーーす!!」 パノン「いいですよ!心のステテコを使ってください!!」 のりのりで踊るステージの上。アリーナもぴょんぴょんしてます。 戦っていたヤンガスも斧を振って一緒にステテコダンス。そしてもう一人。テリーは、困惑した様子で剣をおろして周りを見ていたのですが、そこで勝手に手が持ち上がってくることに吃驚。リズミカルに動き始めます。 パノン「さあ、いいですよ…テリーさん!?踊らされていませんか!?」(そこでテリーが剣を軽く揺らしながら、顔をしかめて同じように踊っているのを目撃) テリー「そんなわけないっ!!!」(ぶんと剣を振ってパノンから目をそらし、逃げようとする) しかし強烈なステテコダンス。そうそう逃げられたものじゃありません。 パノン「あげる!ぐるぐるまわして、あっげっる!あげる!ぐるぐるまわして、あっげっる!」(タオルを) トルネコの動きにも合わせて結局剣を振りながら踊り続けるテリー(ただし顔はすごいしかめてるし、間でちょいちょい逃げようと剣をおろして大股で歩いてるけど、結局体の自由が利かず引っ張られてる。頑張れ(笑)) パノン「おや?悪魔神官と死霊の騎士が退場していきます!」 トルネコ「でも、踊り続けるのです!!!」 パノン「さあ、勝利の舞ですよ!!」 (しばらく会場内全員でステテコダンス、やがてトルネコが叫ぶ) トルネコ「さあ皆さん、踊りをやめてください!!」 パノン「ここからはぁー、トルネコのソロダンスだあああ!!まわった!まわったあぁ!回り続ける!!世界の中心は俺だーーー!!…と思ったら、目が回りすぎました、ね」 ぐるぐる回り続けたトルネコはそのまま目が回って、ぺしゃりと倒れ込みました。そしてそのソロダンスが終わった後も再び全員で踊るパートに。ひとしきり踊り終え、モンスターがいなくなった今、めでたくテリーとヤンガスのこの戦いも勝利に終わりました(飛び込んできたトルネコが助けるという若干ずるい面もある気がしないでもないですが、勝ちは勝ちです!!) テリー「余計な真似を……。……だが、助かった」(剣を鞘におさめ、トルネコに近づいてき来ると軽く握手をし) ヤンガス「いやぁ、ありがとな、おっさん!」(トルネコに握手を求める) トルネコ「ふふ、どういたしまして。おっさん!」(ヤンガスの握手に答え、お互いを「おっさん」と呼び合い奇妙な笑いを) そこで、走り寄ってきたアリーナ、凄く嬉しそうにトルネコに飛びつきます。トルネコもマーニャやミネア、アリーナ、クリフトと同じ、DQ4の世界の住民です。 アリーナ「トルネコ、久しぶりね!!」(駆け寄るとトルネコに背伸びしながら抱き付く。この背伸びしてる踵が尊い) トルネコ「これはこれは、アリーナ姫!」 クリフト「トルネコさん、お久しぶりです!」 トルネコ「ややっ、クリフトさんまで!ご無沙汰しております」 クリフトとトルネコ、熱い握手をかわし。アリーナに抱き着かれたトルネコに対し、嫉妬のため強すぎる握手をするクリフト。トルネコが「あいたたた」痛がっておりました。クリフトさん仮にも年上ぞ、相手。 こうしてわいわいしてる間に、ステージの端っこで背後からマーニャに抱き着かれて身体をびくつかせるパノン。 しかし闘技場の場面はここで終了。みんな退場しなければなりません。その証拠に、闘技場にいた沢山の人々がどんどんいなくなっていってます。 その事情はトルネコもまた同じ。 トルネコ「では、アリーナ姫。皆さん。私たちはこれで、失礼させていただきます……さあ、行きましょうかクリフトさん」(クリフトの腕を引っ張る) クリフト「えっ!?いや、私は姫様のお傍に……ああ、ちょっと!!」 トルネコ「まあまあ。ルイーダの酒場でおごって差し上げますから!」 クリフト「いやトルネコさん、私が下戸だってこと知ってるでしょう!?」 トルネコ「え?あ、そうでした。あはは」 クリフト「ちょっ、姫様!!」 アリーナ「トルネコが一緒なら安心ね!放っておきましょ」 クリフト「そんな!!姫様!姫様あぁぁ!!!!」 そんなこんなでトルネコとクリフト退場。 この二人はこれ以降出てきません。トルネコは最後にまた出てきますがクリフトはここ限りです。めっちゃ再現されている分出番が少ないのか本当に寂しい(´・ω・`) 「こうして新しい冒険が始まるんですねぇ」と退場していくトルネコとクリフトを見送ったパノン。そして、テリーにすすっと近づいてパノンが一言、確認。 パノン「ところでテリーさん、さっきやっぱり、踊らされていましたよね?」 テリー「パノン。お前は何を見たんだ?」(剣を抜きパノンに刃を向け) パノン「なんでもないでえぇえす!!!」 そんなに嫌だったんかテリー(笑) 「お前らも何も見ていない。いいな」と観客全員に訴えるテリー。わかりましたと頷きながら後日にこんな感じの感想レポを書く私。 目に焼き付いていますとも。そんなわけで次の場面へ。 前へ 次へ 目次 |