Story14


ある男の性質より

艶かしい、白い首筋を見たその者は、震える手で彼女を押さえつける。

その首筋にそっと牙を突き立てれば、真雪のように白い肌に、小さく赤い花が咲く。

体を捩るその様が、短く上げるその声が愛おしく、本能を揺さぶって仕方がない。

その全てを飲み干すまで、その者は彼女を離さない。



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