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原作
主人公・三溝耕平は国連の平和維持活動に従事していた小隊の隊員の一人。
耕平を含む5人で編成された其の小隊が、辺境の地ギョレメで消息を絶つ。
そして二年後、そこから生還したのは、小隊五人分の手足等をバラバラに繋ぎ合わせた耕平唯一人だった。
――大塚英志がよく扱う「終わらない昭和」を題材とする作品。
「恐怖の大王」が落ちてきた「東京」を舞台とする。
※恐怖の大王…占星術師ノストラダムスの予言書に登場する単語であり、1999年の人類滅亡説に関係していたと見られている。
現在絶版状態で中古でなければ入手は難しい代物。
唯、KADOKAWAの再版リクエストページで名前が挙がっているので、復刻も期待出来るかもしれない。

CD
原作序盤〜中盤始め頃の話を曲としている。
CD自体は物語の終盤で作られている為、Revo自身が此の頃の話が好きだったのか、原作者による意向なのかは不明。
曲は主人公・耕平に始まり(辺境からの生還者)、恋人の福山さつき(さつきの箱庭)、耕平の助手(?)である飯田あかね(少女曰く天使)のイメージ曲や、物語中ほんの数ページしか無かったような場面である、新宿署の刑事・犬彦がとある状態に陥ったときの曲(死刑執行)まで様々である。
OPテーマやEDテーマがあったりと、アニメ若しくはドラマ等のような作りになっている。Revoらしい。
歌い手として、Sound Horizonでは御馴染みのAramaryやRIKKI、他にもおおたか静流、Hawk Spencer(円道一成)、Geila Zilkhaが参加している。
ジャケットは作画の衣谷遊描き下ろし。
此方も原作同様に廃盤状態で中古でなければ入手は難しい。
加えて、2013年のRevo's Halloween Partyで、召喚という儀式〜死刑執行、The Beast of the Endnessがライブでは初めて披露された為に、CDを手に入れようとするローランが増え、一気に中古も減った。価格も高騰。曲が聴きたいだけであれば、iTunes等での購入をオススメしたい。

SONG CONTENTS

オープニングテーマ:March After Millennium
エピソード1:終末を告げし獣 - 辺境からの生還者
エピソード2:ハルトゼーカーの小人 - 少女曰く天使
エピソード2:ハルトゼーカーの小人 - メルトキアの女王
エピソード3:闇の紳士録 - 召喚という儀式
エピソード3:闇の紳士録 - 死刑執行
エピソード4:なくしもの - ブードゥーの心臓
エピソード5:DayDream - さつきの箱庭
エピソード5:DayDream - 砂の城
エンディングテーマ:The Beast of the Endness

OTHER DATE

リリース日:2005/3/2(水)
名義:Revo
原作:Leviathan(作画:衣谷 遊、原作:大塚 英志)1〜12巻完結/KADOKAWA(アスキー・メディア・ワークス)

文担当者:星川奈緒香
絵担当者(左から):美桜、Alice、憂子

Cast

三溝耕平

「それは残念だ…せっかく終末の訪れを知らせに戻ってきたのに………」

物語の主人公。さつきの元恋人である心霊医療医師。
国連の平和維持活動に従事していた特殊部隊に参加した際に、辺境の地ギョレメで仲間と共に行方不明となる。
一度死んだが、仲間の手足等を繋ぎ合わせて生き返らせられ、二年後に日本へ一人で戻ってきた。
右手の持ち主の知識で、世界中の葬送の仕方を心得ており、作中は戦ったりせず常に受け入れて送ることのみをしていた。

福山さつき

「まちくたびれちゃったの」

本作のヒロイン。耕平の元恋人。現在は暴力を奮う彼氏と同棲中の研修医。
耕平とヨリは戻さないものの、しょっちゅう耕平の自宅兼クリニックに訪ねてきている。
どうやら耕平の行動の基軸となっているようだ。

飯田あかね

「あかねは天使だと思う…」

本作のもう一人のヒロイン。母親はメルトキアからの移民。生まれて直ぐに五歳児くらいまで成長した「天使」。
母親の葬送をしてくれた耕平に附いて行くことを決め、彼の家で共に暮らすようになる。
手塚治虫のブラック・ジャックのピノコをモデルとしているらしい。

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