Ontology


積み重なった悲しみとか
まだ癒えない痛みより
利他のようって言われても
それほど大切だってこと

嘘なんかじゃなかった
いつかは消えてしまっても
ウサギのように赤くした眼
こんな歌しか歌えないけれど
扉を開けるの 待ってるんだ

先走ってまた踏み外す
生きてるって教えてよ

きっと幸せをあげる
見たことのない絶望を
似ているのは嘘の吐き方
全ては君のせい

部屋の灯りが眩しいことも
あの日の歌を思い出せないことも
下駄箱の苗字 見つめたの
瑠璃色した夢が溶けていった


(世界は君のもの)







(2007.09)







  


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