-オズの魔法使い-
目映い光に飲み込まれ、目を開けるとそこは酷く寒い宮殿のような場所でした。所々に氷が張り、天井から漏れる木漏れ日が灯りにはなるものの、その場所に温もりは感じられません。白い息を吐く貴方の足元に小さく動く影がありました。小さな黒い子犬です。貴方は子犬の名前を知っています。彼は、『トト』。トトは言いました。
「ここは、どこだろうドロシー」
貴方にもわかりません。けれど知っています。自分がエメラルドの都にいる大魔法使いに会いに行かなくてはならないことを。だってここは、御伽の国ですから。
『脳ミソが欲しいカカシ』と『心が欲しい木こり』、それから『勇気が欲しいライオン』と共に。
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○オズ
└世界を愛した王様。笑顔を被った狼。
○木こり
└料理好きのおじさん。適当楽観主義者。
○ライオン
└がんばり屋なライオン。努力はその内報われる。
○カカシ
└やれば出来る子。でも空気読めない子。
→another
○ドロシー
└お気楽、自由気儘なお姫様体質。
○トト
└主人に忠実な騎士。君を守るためならば。
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