「オイ、今すぐこの縄をほどけ」 「それは出来ない相談ですぜぃ。アンタは今から俺と夫婦になるんでィ。さあ後ァ紫苑さんが判子押してくれるだけでさァ」 「ってお前すさまじい力で俺の手掴んで無理矢理押そうとしてんじゃねぇかァァ!!止めとけ、それだけは止めとけ!受理されない上に俺にもお前にも人生に汚点が残るだけだ!特に俺!」 「アハハ、面白い冗談言う人ですねぃ。役所の受け付けも美男美女の結婚に喜んでくれること間違いなしだぜ」 「美女なんているかァァ!男しかいねぇだろが!少なくともこの国じゃ男同士の結婚なんて認められてません!」 「認められなかったら認めさせるだけでィ。それが男ってもんでさァ」 「かっこつけてるけど間違ってる!間違ってるよ頑張り所!」 「アンタが女みたいだから性別とかどうでもよくなっちまったんですよ」 「お前だけには言われたくない」 「そのうち俺があのチャイナのことなんて忘れさせてあげやすぜ」 「いや、神楽しか眼中にないっつーか、正常だから男はノーサンキューだ」 「俺だって男なんて嫌でさァ。紫苑さんがアレ切ってくれれば無問題!」 「 絶 対 お 断 り だ ね 」 「――おい総悟、部屋で何ガタガタ騒いでんだうっせぇな…って紫苑!?」(ドキュン!) 「あ、土方、ちょうどいいところに!」 「何…やってんだ…(紫苑は男!紫苑は男!紫苑は男!)」 「何って、恋人同士の睦み合いでさァ」 「縄で縛るのが恋人同士なわけねぇだろ!このサディストが!」 「褒め言葉として受け取っときやすぜ」 「…やめろ総悟、引き際がしつこい男は嫌われるだけだぜ」 「マヨ…じゃなくて、土方…!」 「(今絶対マヨラーって言いかけやがった)」 (スパァン!)「そうだぞ総悟!男は来る者拒まず去る者追わず、が一番の美学だと俺は思う!!」 「「「・・・・・。」」」 「自分の部下にこんなことは言いたくないが、今のお前はまるでストーカーだ!」 「「「お前が言うな!!」」」 「ゴハァッ!!」 ゴリラは紫苑から100のダメージをくらった! ゴリラはサディスティック星の王子から73のダメージをくらった! ゴリラはマヨラーから59のダメージをくらった! 「…局長…」 もし本編で夢主と真選組が絡んでたらこんな感じで。 何事も引き際が肝心だ |