相反する立場 | ナノ




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《side Mafiaboys》


初めての自分の任務ということでフランは内心かなり喜んでいた。

それまで時々師匠である骸に連れられて付き合ったことはあっても自分の任務というのは今までいくら頼んでも駄目だったのだ。

何故かアホ牛ことランボも一緒だったが。

ランボという同い年の少年はフランにとって目の上のたんこぶと言っても過言ではない。

ボンゴレの守護者に選ばれ、一応師匠達と同じ立場の上にAランクオーバーのリングの所持。

ちなみにフランが持つのはBランクのリングだ。

初任務ということで骸とクロームからお祝いにもらった。

ランボの方がレベルの高いリングを持っているとか関係なく嬉しかった。

それにムカつくうんぬんを差し引けばランボの実力を認めている。

ボンゴレリングという凄く強力なリングを狙う輩から守り抜いているという事実もある。

だから、この任務で自分も役立つと認めてもらうのが目標だ。


「ええと、つまりどういうことですか?」
「実質的に探偵団に入るってことよ」


さっきまで泣きそうになっていたのに立ち直った光彦が尋ね、哀が答えた。

そしてその内容に光彦や歩美、元太が喜びだす。


「そーなんですか!?よろしくお願いしますね」
「えへへ。やったー。よろしくね」
「よろしくな。言っとくけど少年探偵団のリーダーはコナンじゃねぇからな」


どちらかといえば大人に近い年齢の人達と触れ合うことが多かったからか、彼らと自分がたった一歳しか年が違わないというのをフランは不思議に思った。




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