★簡単な説明

会話文のみ。時系列バラバラ。だいたい週1〜月1を目標に書いていきたい。

【簡単な設定】
緑間君と火神君が祓い屋。主に悪いあやかしの退治。(祓い屋というより退治屋?)
中三の時に祓い屋の仕事をしている途中で出会い、以降コンビを組む。
しかし互いにバスケをしていることは知らなかった。ので、バスケ部として初対面したときは驚いた。
先祖返り組は戦闘能力は一切なし。ただ霊力妖力が無駄に高いので、あやかしなどがハッキリ見えます。 





▼アメリカ組は物騒だよねっていう。



「なあ、緑間」

「なんだ」

「キセキの世代はお前が祓い屋だってこと知ってんのか?」

「……赤司と紫原は知っている。黒子は何となく気づいていたようだったが、何も聞いてこなかった。青峰と黄瀬はまったく知らないだろうな」

「ふーん」

「お前はどうなんだ」

「オレか?日本にはいねぇな。けど、アメリカに二人いる。タツヤとアレックスっていうんだけど、オレに力の使い方を教えてくれたやつら」

「その二人も祓い屋なのか?」

「いや、タツヤはオレの近くにいすぎて力が目覚めただけで、本来ならそういうのとは無縁だった。アレックスは、よくわかんねえ」

「ならお前は正式に力の使い方を学んだわけではないのか」

「まあ、そういうことになるな」

「(なるほどな。どうりで術を唱えないで祓えるわけだ。しかし、だからといって祓い(物理)はどうなのだよ。どんな教わり方をしたらそうなるのだよ)」

 


04/06 comment(0)



▼こんな話があるのだよ。



「火神」

「あ?どうしたんだよ、緑間」

「……いや、やっぱりいいのだよ。たいした話ではない」

「んだよ、気になんじゃねーか。言えよ」

「遠慮するのだよ、本当にたいした話では……それにお前には少しきつい話なのだよ」

「オレが聞きてえんだって!」

「……仕方ない。実はこれは祖母から聞いた話なのだが、あやかしを食べると霊力が増すと言われてな」

「えっ」

「貴様この間、治癒系の術を学びたいが霊力が足りないと言っていただろう。だから、あやかしのひき肉を持ってきたんだが……」

そういって袋を取り出す。

「いるか?」

「いらねえよ!!!!(涙)」



このあと緑間君に「まあ嘘だがな」と言われてケンカします。
一日遅れのエイプリルフールネタです。

 


04/02 comment(0)



▼赤司と紫原



中学の頃、合宿中(夜中)


ドォォン、ドォォン

地鳴りのような音が聞こえてきて、目が覚めた。

ノソリと布団から顔を出して、きょろり、きょろりと辺りを見回す。

(峰ちん、黄瀬ちん、黒ちん……と、後は……)

ふっと視線をさらに奥へと動かせば、窓際に赤ちんが立っているのが見えた。

そばにミドチンの姿は見えない。

つまりは、そういうことなのか。

「……赤ちん、ミドチン行っちゃったの?」

「ああ」

布団から這い出て、音を立てないように赤ちんのとこまで歩く。

「なんにも言わないで?」

「ああ」

赤ちんはずっと、窓から山の方を見つめている。

ドォォン

また、音がひとつ聞こえてくる。

音の方へと向けば、大きな山のふもとが見える。

よく目を凝らせば、生い茂る木々の一部が微かに揺れている。

きっと今頃、ミドチンはあそこにいるんだろうなと、ぼんやりと思った。

「緑間は、」

ポツリと赤ちんがつぶやいた。

「"行ってきます"……そう言っていた。」

「うん。」

「"少しうるさいかもしれない"と、申し訳なさそうに言っていた。」

「うん。」

「バカだなって思ったよ。お前が気にすべきとこは、そこじゃないだろって怒鳴ってやりたかった。」

「……うん。」

赤ちんは少しだけ下を向いた。

前髪がかかって、表情は見えない。

オレはそっと、赤ちんの頭に手をのせた。

「なにか出来ることがあればいいのにと、いつも思う。」

撫でるわけでも、ぽんぽんってするわけでもない。

「でも、そう思ったところで、どうしようもないことはわかっているんだ。」

ただ、のせただけ。

「オレ達がいたところで、足手纏いにしかならないことは、わかっているんだ。」

それが、

オレが赤ちんに出来る、唯一のこと。

「そう、わかっていても……悔しいな。」

"ただ守られるのを、見ていることしか出来ないのは。"

「――……うん、そうだね、赤ちん。」

ドォォン、ドォォン。

山の方から音がする。

ドォォン、ドォォン。

オレと赤ちんにしか聞こえない、音がする。





九尾の狐の先祖返り赤司と視えるだけの紫原。

 


03/31 comment(0)



▼夏合宿の夜のこと。




「いまさらだけどよ、お前バスケやってたんだな。」

「本当に今更だな。」

「つかもっとはやく知りたかったわ、キセキの世代のこと。そしたら中3のとき、無駄な一年すごすこともなかっただろーし。」

「中3はバスケやっていなかったのか。」

「おう。アメリカから帰ってきて、どんなスゲーやつらがいんのかって思ってたら、お遊びのバスケしかなくて。あんときはマジがっかりしたんだ。そんで、バスケ部に入らなかった。あ、ストバスには行ってたぜ?バスケ好きだったし。」

「まあ、お遊びのバスケとやらになったのは、半分オレ達のせいだろうがな。」

「そうなのか?」

「(黒子は火神に"あの事"は話していないのか?まあ、気軽に話せる内容ではないが……。)」

「緑間?」

「……いや、なんでもない。というか、貴様の早とちりだろう、それは。月バスとか買わなかったのか?」

「え、いや、なんつーか、一人暮らしに慣れんのに必死だったし、生活費浮かせたかったから中3の頃はあまり……。」

「そうか。というか、中3から一人暮らしだったのか。」

「おう。お前と違って料理はできるぞ。」

「うるせーのだよ!」

「いてっ!蹴るなよオイ!」



(全然祓い屋っぽいことも、会話すらもしていない。)

 


03/27 comment(0)



▼ツンデレと素直な子


緑間と火神の初対面した時の夜の話。




「おい火神!貴様っ、油性ペンで名前を書いただろう!消えないのだよどうしてくれる!!」

「テメェが初対面のフリしやがったからだボケ!」

「あそこで知り合いだったなどとバレれば、どういう経緯で知り合ったのか聞かれるだろうが!そうなった場合貴様、ちゃんと誤魔化すことが出来たのか!?」

「うぐっ……それはっ」

「ほれみろ!だからわざわざ他人のフリをしてやったというのに貴様は…!!」

「うっせぇ!!こっちはまさか他人のフリされるとは思ってなかったんだよ!仲間だと思ってたのはオレだけだったのかって、すげえ傷ついたんだぞ!!」

「っ……それは、すまなかったのだよ」

「……おう、ゆるす」


その後仲良く夜中のパトロールしました。

(こんな感じではじまります。)

 


03/20 comment(0)



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