ボーダーラインによくある話|赤く赤く咲かれた手|たとえばの言葉として|残酷なだけの暖かさ|手酷く抱き締めて欲しいんだ|あなたに帰す|報われたかっただけのひと|彼は概ね半透明だ|蛍光灯似の恋愛事情|サラダボウルに吐瀉した寂寥をあなたは希望と呼んだのだ

腹黒々と墨流し|ナルシシズム・ナルコレプシー|遠慮の間奏|視力が墜ちたようです|正式名称ライセンス|にる・ですぺらんどぅむ|香らない葉|ニヒリズムの肖像権|透き通った絶望|明日というものは概ね兎の形をしている

強いて言うなら良き魔女だった|孤独の蜂蜜|故にその罵声は誰よりもうつくしく|乱高下する指先|きれいなひとに捧げたオレンジ|金色墜ちた|あなたを憎める私をください|またたく彗星|単にすこぶる愉しいばかり|脅して潰して埋(うず)めてないて

とってつけたような人殺し|彼女は怠惰だっただけなのです|壊れたベッドに眠る人|あなあきふぁんたじあ|小指をぶつけたペシミスト|腐果|サクラチラズ|瞼の裏のみじめさ|クワイエット、クローズ|起きなさいとは言いません

アベレージの残酷さ|サイレントマジョリティは喚き散らす|あなたを知らない三日間|百回生きてと願ったひと|目潰し眩まし|指先ひとつのさようなら|洗剤のにおいの君|私から誰かへ|ビタースターダスト|殺さば殺せ、そして死ね

シュレッダーにかけた言葉|自らを抱えて眠るひと|シーユースノウブルー|受け渡しの自由|あいせきする獣|愛してましたとは言えません|右手を上げて、左手を首に|誰かと誰かの神様に告ぐ|幸せを願う指|ひとりぼっちのかいな

懐古の繭|アンテロープに桜が咲いた|昨日の取りこぼし|あの空白に名前はない|歌う窓|かなしみは幾度となく|ゆめゆめうつつ|ひとつきりうり|目眩まし潰し|言葉ばかりを置き去りに

ケーニヒスベルクの橋渡ろう|一握の傲慢|誇りにまみれ|like a like|うつくしさのにじむことば|彼女は呆れることにした|どこにもない街|夜更かししたら|こころゆくまで愛するために|逆説プロトコル

みていない、みていない、みていない|ライフログレトリック|ミシンと蝙蝠傘|舌切り鋏のアタラクシア|寂寥に遠く、夜に近く|彼のかなしさを知っていた|空は緑になりえない|リエントラント・トランキライザ|骨の髄までつまびらか|私の呼気には色がない

フラット あるいは平坦な、|お尽きあい|絢爛極まるジムノペディ|淡々と恋々と|あなたの死骸は発光する|ラブ・イン・ザ・バス|報われた日|涙が這う|天仰ぐ鯨|君の計画には穴がある

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