覇十+ジャ遊
(仔遊星が覇王と十代と同居、仔ジャックが遊戯とアテムと同居中。この話は出てこないけど獏良とバクラのところに仔盗賊王、イシュタール一家に六歳児がいます)
(養子とか実子とか考えない方向で(笑
※この話は直接ジャック出てきません。
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「・・・どうしておれは母さんや父さんに似てないんだ?」
俺と覇王と遊星の三人でテレビを見ていたら、急に遊星が言い出した。遊星が天然で突然質問をする子なのはわかっているから俺は普通に言葉を返す。
「何がだ? 確かに俺と覇王は似てるけど」
似てるどころか違うのは瞳の色と雰囲気、性格だけだ(コレは結構大きいけど)。
「おれは、かみのけは黒いし、目だって金とか茶色じゃない、」
「ああ、そうだな」覇王の相槌。
「じゃっくは俺の目のいろはゆうぎさんとおなじ紫だ、って言ってたし、あてむさんもゆうぎさんもかみのけすこし金いろだろう?」
・・・そういうことか。ジャックの髪とか目の色は偶然だと思うけど。確かに遊星の周りの子(獏良さんちとかマリクさんちの子)はそれぞれ似ている。そして俺達の髪は茶色で、遊星の目は鳶色でも金色でもないから不思議なんだろう。遊星が質問のときとはいえ、こんなにしゃべるのは珍しいから、ちょっとからかってみようかな?
「それはな、実はお前がエドと万丈目の子供だからだぜ!」
「……………」
「…………!」
ここで思いついた友の名を出してみる。覇王が何を言ってるんだという目で見てくるが視線でちょっと待てと伝えて。
「ほら、エドは遊星みたいな青い目だし、万丈目は黒髪だろう?」
遊星の頭の中を二人の記憶が駆け巡る。
銀髪でスーツなのにゴーグルでスケボーに乗り「ィイヤッホォオオゥ!!」といいながら家の前を駆け抜けていった小柄な青年。
父母(親友だといったのは母?だけだ)が親友だといっていた前衛的な黒髪(人のことは言えないが)に黒い目、色白で黒ずくめの、「万丈目サンダー!!」などといっていた青年。
遊星の目が次第にうるうるしてくる。
「…………………そう、なのか?」
「!!」
涙目で見上げてきた。珍しいし可愛い、じゃなくてヤバい。やりすぎたかも。それにしてもそんなショックだったのか。
「…十代。」
覇王の視線が痛い。でも覇王だって内心おろおろしてるくせに。
覇王は遊星の頭を撫でる。
「遊星、たとえお前が誰の子でも構わない。俺にとって大切なのは変わらないし、ここから追い出したりなんて絶対にしない。そもそも十代はあんなこと言ったがお前はエドや万丈目とは何の関係もない。」そしてすかさずフォロー。
「ごめん、ごめん。覇王の言う通り、遊星は遊星だから。もう泣くなよ、な?」
俺も重ねてさっきのは嘘だと謝る。遊星はというとこくん、と頷いて覇王の服にしがみついて顔を埋めてしまった。覇王は少し驚いたようだったけどすぐに頭を撫でてやる。やっぱりここは俺じゃなくて覇王なんだな。きっとさっきの発言のせいで。普段あまりスキンシップをとらない2人だから、これはかなり珍しい。大抵俺から2人に、のパターンだし。うん、これは結果オーライだ。多分2人の絆が深まったはず。
そんなことを思っていたら、落ち着いたらしい遊星が覇王の腕の中から問いかけてきた。
「それで、けっきょくなんでなんだ?」
そういえばまだ質問に答えてなかった。いつもなら一緒に考えてくれたりする覇王からも、罰だと言わんばかりにフォロー無し。蒼と金の二対の瞳が無言でジッと見つめてくる。
「うーん…それは…」
あぁ、この2人は時々とても似ている。自覚はないだろうけど。
さぁ、なんて答えよう?
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友達の覇王と遊星気が合いそう(似てるかららしい)発言が発端の妄想文。
*捕捉。
十代の年齢は、20前半。
DMメンバーは1、2年年上。
覇王も十代も♂だけど遊星は十代をかあさん呼び。
ATMは褐色で赤目。
ジャックはATMとAIBOにデュエルを挑んだりする海馬に悪影響受けてる。
遊星は5、6歳かな?
万十と海表のほうがしっくりくるけど、闇表と覇十が書きたかった。ヨハンも好きだけど出せなかったorz
万丈目とエドがCPとか考えてる訳じゃないです。
*以上。
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