傑荒12から駆荒への連作
2011/06/06 20:01
06/06の傑荒へのお題
・ばかみたいに欲張りになってた
・「いいかげんにしてってば！」
・明日の約束をしよう
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あの夏は、ばかみたいに欲張りになってた。
ひとつ上のピッチも覚えたての恋も手に入れて。
「荒木、現実から目を逸らすのもいい加減にしろ」
「何だよこの分からず屋！」
そうして二つ同時に失って、片方はもう取り戻せない。
明日の約束をしよう、と笑い合っていた、その『明日』がアイツには来ないから。
＋＋＋
何故か傑荒、どれもこれも暗いな…（笑）
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さっきの傑荒の続きの駆荒へのお題
・痛みを伴うやさしさ
・「だいじょうぶだよ」
・完璧だってただの壁
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ここしかない完璧なパス、それゆえ時には味方にも睨まれる。
厳しすぎる、だと。
完璧だってただの壁なら、俺はどうしたら良い。
そうして孤立気味の俺を「大丈夫ですよ」と慰める駆に甘える。
過日の傑と同じ笑顔だ。
傑に来なかった『明日』は、駆に棲んでたのか。
微かに痛みを伴う優しさに、頬を寄せた。
＋＋＋
未来設定、多分日本のクラブチームにて。
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