朝食を食べながらテレビを見ていると、デパ地下の特集がされていて、今日はポッキーの日、とあちこちの店に書かれていた。チョコを主に扱っている店ではこだわった味で作られたり、様々な味のものがあった。そこで目にとまったものが、いちごチョコポッキー。俺は甘いものが特に好きなわけではないからどうでもいいんだけど、シズちゃんならすっごく喜びそうだと思った。どうやらそれはコンビニやデパートでも販売されているらしい。幸い、今日は大した仕事もなく、資料を纏める程度で終わりだった。来良では学校公開らしいから波江さんも休みだ。
 こんなに都合が合って、せっかくのイベントだ。俺が放っておくはずもない。コートを羽織って外へ出た。



「……と、いうことなんだ」

「あー……その、ありがと、な」

 いちごチョポッキーを買って即シズちゃんに連絡して、家に来てもらった。今日は夜から仕事のようで、電話してから10分くらいしたらインターホンが鳴った。ここに至るまでの経緯を説明してイチゴチョコポッキーと紅茶をテーブルの上に置くとシズちゃんは照れたように少し頬を染めてポッキーを手に取った。二箱買ったので、俺も一つ開けてみるとその途端、ふわりとイチゴチョコの甘い香りがひろがって食欲をそそられた。早速シズちゃんはポキポキと音を立てて嬉々とした様子でそれを食べていた。甘いものに目がないなんて、可愛いよなあ。そんなことを考えながらじっと見つめていると、お前食べねえの? なんて物欲しそうな目で見られたから、一本だけ抜いて箱ごと渡してやった。

「ほんっとに甘いもの好きだねえ」

「んーそうか?」

「うん。俺は甘いもの得意じゃないから」

「ふーん」



 しばらくポキッポキッと単調な音が響いて、俺は紅茶を飲んだり入れたりを繰り返していたら、音がやんで、なんだろうかとシズちゃんを見たら、ポッキーをじっと見つめて固まっていた。

「……どうしたの」

「いや……お前、甘いもん苦手なんだよな」

「苦手ってわけじゃないけど、進んで食べようとは思わないよ」

「じゃあ下の口は?」

「え?」

「下の口」







「あ……は、ぁ……」

 どうしてこうなったんだろう。数分前のことを思い出す。下の口、そう言った後立ち上がったシズちゃんは俺の腕を引っ張って外の景色と向き合うように窓に身体を押し付けてきた。そこからはもう一瞬のことで、ジーンズと下着を一気に脱がされ、Vネックをたくしあげられた。あまりにも一瞬のことで頭がついていかずしばらく固まったが、窓に映る自分の姿を見てはっとなった。

「ちょ……やめ、なにすんの!」

「いいから」

 俺を引っ張る際にもう片方の手でポッキーを持ってきたらしい、仕事用のデスクにそれを置いて後ろから俺を抱きしめてきた。

「ね、俺そういう気は……」

「そういう気にさせてやるよ」

 耳元で囁かれてゾワリとした。抱きしめていた腕が段々と上に上がってきて、乳首を撫でられた。

「ひぅっ」

 ……ああそうだ。流されるままに、こんな展開になってしまったんだ。



「や、シズちゃん……手、放して」

「まだ」

 しつこいくらいに勃ち上がった乳首をくにくにと摘まれて、撫でられる。ちんこはすでにぐしょぐしょで、これ以上ないくらいに張りつめていた。

「乳首は、もう、いいから……」

「分かってるって」

 ようやくそこから指を放してもらえて、やっと触ってくれると思ったら、下に下がってく手と一緒にシズちゃんもしゃがむようにして、地面に膝をついた。これは、俺の尻の前にシズちゃんの顔があるような位置だから結構、かなり恥ずかしい。

「なに……ひっ」

「大丈夫かな……大丈夫だよな」

 呟きながら、今度は尻の穴を人差し指でぐにぐにと押された。どぷっと先走りの量が増えて背筋がびくびく震える。

「あっ……ぅあ」

「一応、舐めとくか……」

「ひぃ……あ、やだ……」

 ぴちゅ、ちゅぷ、嫌な音がする。シズちゃんの厚い舌が俺の中に侵入して中を行き来する。や、だ。なにこれ

「もう、いいよな」

 ちらりと視界の端に、デスクの上のポッキーを取るシズちゃんの手が映った。これは、まさか、まさか。

「……何本くらい入るかな」

「やだ、やだやだ! やめて」

「暴れんなって!」

「っ…うぁ…」

 ちんこを掴まれて身体から力が抜ける。緩く上下に扱われると力が入らなくなった。膝は、ガクガク震えて限界を訴えているというのに片腕が腰に回されてるから崩れることもできない。
 カサ、と小さく音がして、それから尻に、違和感。

「……やっ……」

「……一本」

 ポッキーが、いれられてる。まだ狭い中では細いそれの感覚が伝わってきて、ぴりぴりとした小さな快感が生まれる。

「二本、 三本」

「ひっ……シズちゃ、ん……」

「四本、五本……まだまだ余裕だな」

「やだ……やだ、」

 どんどんはいってくるポッキーにひどく感じる違和感に、気持ち良さ。シズちゃんの息も当たってどうしようもなくなる。

「……いま、何本、はいってる……?」

「12本だ」

「うそ、うそ、ぅぁあ……」

 もうそんなに、いつの間にそんなに、驚きと、一気にそれを自覚して穴がきゅうう、と締まる。だってそんなにたくさん入ってるなんて、首を捻って涙目で後ろを見ると、大量のポッキーがまとまって俺の尻から覗いて見えた。しかも、

「お前の中の熱で、ドロドロだな」

 いちごのピンク色がポタポタ垂れて、穴の周りにベットリとついていた。それを見てものすごく自分が興奮していて、Vネックを口に加えて自然と腰を揺らして窓に乳首とちんこを擦りつけてしまっていた。

「もう……無、理っあぁぁ!」


 そして、身体に甘い痺れが走って、俺は、勢い良く射精した。
 腰に回されていた腕が解かれて、重量に従うままにその場に崩れる。何本かのポッキーが折れた気がするけど、そんなの気にしてる余裕なんてない。

「……なあ」

「…………」

「なあってば」

「……なに」

「このポッキー、どうする?」

 はいってるもの奥に押し込めるようにされて息が詰まった。……というか、こっちは疲れ切ってるっていうのにこいつは、俺よりもポッキーの心配、か。

「全部食べろ!」



 怒鳴ってやったつもりだったのだけど、どうやらシズちゃんに効果はないらしく、いやらしくニヤリと笑って、言われた。

「全部食べてやるよ」

 そして、俺の上半身を倒して四つん這いにさせて、尻に顔を近付けてきたのだった。







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