02

転入したクラスは
なんとZ組。
どんなクラスだろうと
思えばフレンドリーでした。
私に対しては…。

「サドが名前の
隣の席なんざ認めないアル!!」

「チャイナ!!
んなの今更だろうが!!」

「名前。これはエリザベス
と言ってだな。」

「桂さん。
エリザベスいないですよ。」

「なにィイ!?」

「ゴリラが気安く
名前に話しかけてん
じゃねぇぞコラァ!!」

「俺はお妙さんと
親睦を深めたかっただけで!!」

「名前さん。貴方随分銀さんに
気に入られてるみたいじゃない。
私は負けなくってよ!!
貴方はその山口がお似合いよ!!」

「山崎です。」

「チャイナァア!!」

「やんのかァア、コラァ!!」

『ひ、土方くんっ。
み、みんなが突然二重人格
のように…。』

「いつもの事だから
気にすんなよ。」

『いつもなの?』

皆よく生きてるね…。
だって総悟はバズーカ
出してるし神楽ちゃんは
銃弾がでる傘もってるし…。
隣の席は総悟。
一列開けて神楽ちゃん。
私はこの席でやっていけるのか?

『(でも前は土方くんだし。)』
 
「なにカッコつけてんでィ。
土方このやろー。死ね。」

「上等だコラァ!!」

私駄目かも(泣)

「名前さん大丈夫?
皆あんなんでびっくり
するでしょ。」

「まぁ、いい人たち
だからこれからよろしくね。」

『新八くん。退くん。』

なんだこの子たち。
めっちゃいい人じゃん。

『こちらこそ「「ジミーズが
調子こいてんじゃねェエ!!」」
2人ともォオ!!』

「大丈夫ですかィ。
名前。」

『いや、2人の方が
ふっ、ふっとんでいった…。』

「あぁ。気にしねぇで
くだせェ。
ほら、一時間目始まりやすぜ。」

『あ、うん。』

慣れろ、私。
Z組ではこれが普通なんだから。
なんとしてでも卒業
しなければ。
キーンコーンカーンコーン

「おーい。お前ら席つけー。
名前は俺の隣来い。」

『え、あ、はい。』

「え、まじで来てくれんの?」

『だって先生が来いって…。』

普通教師に呼ばれたら
行くだろ。

「だから銀ちゃんで
いいって。」

『あ、はい。銀ちゃん。』

「名前。
結婚してくれませんか?」

ガチャン。

「先生ー。
寝言は寝てから言って
くだせェ。」

「あー、無性に
この傘が火を噴きたいと
言ってるネ。」

「私もなんだか無性に
天パが殴りたいわ。」
 
「スミマセンっ!!
調子こきました!!」

銀ちゃん立場弱っ!!

「名前。あんなの真に
受けなくていいんだよ。
シカトしとけ。」

『そうなの?
だって一応先生だし…。』

「名前ちゃーん。
一応じゃなくて先生
なんだけどー。」

「いいんだよ。
あんなんだから。」

「大串くんン!?
あんなんってなんですか!!
君だってマヨネーズでしょ!!」

「なんでマヨネーズ
なんだよ!!」

「そうでさァ。
死んじやえ、土方ー。」

「お前は黙っとけ。」

「名前もタコさん
ウィンナー食べるアルか?
うまいアルよ。」

『神楽。まだ一時間目だよ。
三時間目で小腹がすいて
お菓子を食べるのは
わかるけど。』

「お菓子はお菓子で
アルよ。お弁当もほら。」

スクバの中が
酢昆布やらパンやらお菓子
やらでいっぱいだ。

『神楽。勉強道具は?』

「んなもんシャーペンと
消しゴム一個ずつあれば
全然いけるヨ。」

『いや、流石に無理が…。』

「はい。
そこ無駄口たたかない。」

『あ、はい。』

「うっせーヨ。天パ。
てめぇがさっさと授業
しないからアルよ。」

『神楽!?
先生にその態度は
やばいんじゃないかなっ。』

「そうだぞ神楽ー。
名前を見習えー。」
 
「先生。
まじで授業やらないと
シャーペンぶっさしますよ?」

「スミマセンっ。」

恐るべし妙。

「えー。
じゃあHRを始める。
まず委員会を決める。」

委員会か。
面倒くさいな。

「名前なにか入りやす?」

『うーん。面倒だから
やんないかな。総悟は?』

「名前が入るなら
同じのに入りまさァ。
でもやんないならいいでさァ。」

『やればいいのに。』

私がやらないからって
やりたいのがあれば
やるべきだ。

「まず委員長なー。
委員長決めたらあと
任せるから。
えー、委員長はどうせヅラが
って、ヅラは?」

「先生ー。
桂くんは自分のヅラを
探しに旅に出かけましたー。」

『神楽。違うじゃないかな。』

「そうかー。
それなら仕方ないな。
誰かいい育毛剤紹介してやれ。」

『桂くんは地毛でしょ!?』

「はい、つっこんだ名前。
お前副委員長な。」

『えぇ!!先生ズルいです!!』

「じゃあ今銀ちゃんって
言わないで先生って言った罰な。」

「先生。そんな決め方名前が
可哀想だと思います。」

『土方くんっ。』

「じゃあお前がヅラと
やるかー?
男子男子でムサいのでも
先生は結構だぞー。」

「名前でいいと思います。」

『土方くんの馬鹿…。』
 
「そうでさァ。馬鹿馬ー鹿。」

「総悟ォオ!!」

「いいじゃない。名前。
名前が司会をやれば
皆聞いてくれるわよ。」

『お妙…。』

「聞かない奴は私が
殺って、じゃなくて
注意してあげるから。」

妙!!今殺って、って
言いましたよね!!

「名前卒業したいんだろ?
内心あげとくと楽だぞ?」

「それが教師のいう
セリフですか先生。
しかも名前さんも
そんなんで『やります。』
やるんかいィイ!!」

「うっせー、新八。」

卒業ぐらいできると
思うが成績はあげとかないと
ヤバい。なんとしてでも
アメリカには行かないから。

『えっーと、じゃあ
書記は土方くんで。』

「なんでだよ。」

『字が綺麗だったから。
…駄目かな。』

「それくらいやってやれよ
大串くん。」

「うるせぇな!!
やればいいんだろ!!」

『ありがとうー。』

「…あぁ。」

「なに照れてんでィ。
気色悪ィでさァ。」

「チョーク当てんぞ。」

『えっと図書委員は
「私がやるわ!!貴方ばっかり
いい格好はさせないわ!!
名前さん!!銀さんは
私の」猿飛さん、っと。』

「シカト!!シカトなのね!!
いいわ、のって『じゃあ次。』
 
【…。】

うっせーよ、猿飛。
私はそんないい子
じゃないんだよ。

『近藤くんが体育委員で
お妙が生活委員。
まぁ、残りは新八くんと
山崎くんがやってくれる?』

「なにカンペだしてんだァア!!」

「やりませんよ!!
あといくつ委員会が
あると思ってんですか!!」

「いーじゃねぇか。
地味なんだから委員会入って
目立てよ。」

『えっと、イベント委員
総悟やる?』

「えー。」

『ってかイベント委員って
なに、銀ちゃん。』

「文化祭とか修学旅行とか
イベントの時だけ委員会が
ある奴をまとめたやつだ。」

『へぇ。面白そう。
私かけもちしてやっていい
ですか?』

「いいよー。」

「じゃあ俺は男子やりまさァ。」

「総悟。お前なぁ。」

『頑張ろうね、総悟。』

「そうですねィ。」

『保健委員は…。』

「あー、保健委員は
全然集まりないから高杉で。」

『高杉?』

「あそこの席あいてんだろ。
まぁ、不良で不登校みたいな
もんだ。気にすんなよ。」

『あ、うん。』

黒板を書きながら
土方くんが教えてくれる。
不良かぁ。
あんまり関わりたくないな。

『えっと、じゃあ残りは
新八くんと退くんに
やってもらってHR終わりです。』

「「えぇ!?」」

『きりーつ、礼。着席。』
 
「え、勝手に終わり?」

キーンコーンカーンコーン。

『チャイムなりましたし。』

「じゃあ終わりで。」

いいんだ(笑)
委員会頑張らないと。



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -