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さてさてホスト部とご対面したわけですが。色々と騒がしい事になってましたが魔おげふん!鏡夜先輩が一発で静かにさせた。凄いぜ、さすがだ。とりあえず自己紹介からかな、と営業スマイルでいわれた。きっと私たちが金を落とさないと知ったらこの笑顔は冷たくなるんだろう。今のうちに焼きつけといて端から知っているが自己紹介を聞く。知ってるから別にいらないけどね。

環「2人はハルヒに続く庶民だと聞いたぞ!やっぱりあれか。コーヒーはやっぱりインスタントなのか。カップラーメンも!」

2『いや、うちは紅茶派だからティーパック。コーヒーも飲むけどドリップ式の方が好き。インスタントも楽でいいけどね。』

光「ティーパック?紅茶って茶葉じゃないの?」

1『茶葉がパックに入っててまぁ、あれもお湯いれるからインスタントかな。』

馨「庶民はインスタントがそんなに好きなわけ?そんな楽なものを生み出す発明に頭使うんだったら金持ちになる方法でもみつけたら。」

2『庶民は忙しいんだよ。で、ハルヒは今日からホストになったの?いつの間に。その格好可愛いからいいけど。』

ハ「あー、そうみたいだね。雑用でよかったのに…。」

もうこの連中からは逃れられないとわかっているみたいでハルヒも何も言わない。2人はなんの部活にはいる訳?と横から双子が聞いてくる。勿論私は入りたい!せっかくだ。そうだ!ホスト部にと環先輩が立ち上がった。是非入部します!と言えば鏡夜先輩が入部届けをくれたが複主2の名前は遠慮します。とその紙を受取ろうとはしない。おいおい。こんなところに私をひとりにしないで!

埴「複主2の名前ちゃん入らないないのー?なんでなんでー。美味しいケーキも食べれるし可愛いものもいっぱいだよ。ホスト部たのしいよー。」

2『だって、メリットないし。』

環「鏡夜だ!ここに鏡夜がいるぞ!!複主2の名前!そんなに無気力でどうする!!まったく!!」

光「類は友を呼ぶ、って本当なんだね。ハルヒを更に性格悪くした感じだけど。」

馨「確かにハルヒにそっくり。ハルヒはどっか抜けてるけどね。」

1『うんうん。ものぐさな所とか似てるよ。えー、複主2の名前やろうよー、ねー。どうせ桜蘭はバイト禁止なんだし放課後やることなんてそんなにないでしょ。』

鏡「確かにバイトは禁止されているな。それにメリットの点で言うなら売上がよければ複主2の名前にあげてもいいぞ。」

ハ「ズルいですよ、そんなの。自分はタダ働きなのに。」

鏡「何を言っている。お前は借金があるだろ。そこから働いて借金が無くなってるんだからバイト代をあげているようなものだ。」

そういえばそうだ、と落ち込むハルヒは可哀想だが売上の話で複主2の名前が少し食いつく。だが私は男装していないのでホスト部にはいれないのでは、といえば双子がメイクセットを両手に持って僕らに任せて!元はハルヒより良くないけど、と余計な一言と共に迫ってくるがそれを環先輩が凄い勢いで止めに入る。どうやらこれ以上女の子が男の恰好をするのが我慢ならないようだ。その必死さがうざいので私は男装をしないと告げる。本当にうざいので。涙をつけないでくれ。

環「よし!!お前ら2人も女の子の格好をしろ!!出来ればハルヒはそのままで。」
※服がぬれた為ハルヒは女子の制服です。

2『あんなワンピース嫌だ。この方が楽だし。ホスト部に入るならこの方が都合がいい。』

鏡「ハルヒが雑用じゃなくなって枠が空いたし名前がやればいいだろう。まぁ、複主2の名前も売上がよかったら出すという話だからな。売上がよかったら、ね。」

2『ええ、それ出す気ないじゃないですか。貴重な放課後の時間を無償で提供するほど暇してる訳じゃないんですよ。』

1『えーやろうよー。せっかくなんだしねえねえ『ちょ、ひっぱるなって、』

ガシャン!

「「あー、花瓶が。名前がぶつかるから。」」

銛「500万…。」

ハ「ってか自分の時といい花瓶をその辺においとくのやめたほうがいいですよ。」

鏡「複主2の名前、500万の借金な。これで売上は引くとして、『はぁ!?今のは名前でしょ!!ぶつかってきたんだから』じゃあ250万ずつでいいだろう。仲良く割り勘だ。」

環「まぁまぁ、複主2の名前!そんな嫌そうな顔を女の子がするもんじゃないぞ。今からでも雑用になってしまうが女の子の恰好で可愛く仕事をしてもいいし。寧ろそうしないか、ワンピースがあるぞ。」

2『やるならホストの方が稼げそうだしそんな趣味の悪いワンピースは着ない。っていうか馴れ馴れしく呼ばないでくれませんかね。』

環「冷たいっ!なんてクールなんだ!」

光「複主2の名前は不良系で決定だね。転入初日に学校サボったし、制服だって着崩してるし。口調もそうだけど。」

鏡「確かに口がいいとは言えないな。いいじゃないか友達感覚で気軽に話せる不良系。いないタイプだしな。」

1『いいんじゃない、不良系。複主2の名前ってなにかと理由をつけて学校をさぼるし、誰かに命令して動かないし。安心してホスト部のマネージャーやるから!』

2『いや、話を聞けよ。それのどこが安心できるかわかんないし不安でいっぱい。それに学校サボってからって不良じゃないよ。失礼だなお前ら。』

馨「そもそもホスト部にマネジャーはいらないよ。名前は雑用でしょ。」

鏡「まぁ、マネジャーも雑用も一緒だ。ま、1人位は女の意見があるのもいいだろ。残り2人は女の子の意見がでなさそうだ。」

ハ「今日はお肉が安いよ。あと卵も安かった。6時からは特売があるから行かないと。」

2『まじか、夜ご飯どうしようかな。食材は昼買ったんだけど俺も行こうかな。卵はあっても困らないしね。』

埴「僕はケーキがいいと思うよ。大きい奴!!」

2『それはデザートですよ。栄養面も考えないと体に負担がかかりますよ。でも1人暮らしに肉は冷凍しないとだ。』

「「完全に主婦だっ!!」」

環「1人暮らし!?いけませんっ!!そんな女の子が1人暮らしなんて!!なにかあったらどうするんですか!!」

2『うざいです。環先輩。』

環「うざっ!」

「「あははー複主2の名前ナイスー。」」

うわー、隅で落ち込んどる。こんなことで落ち込んでたら複主2の名前とはやっていけない。なんとか励ますとキラキラした瞳で見られた。可愛いとか優しいとか涙で汚い顔で抱きつくのはまじでやめて頂きたい。名前を見習え!という言葉に即答で絶対嫌です、といい鏡夜先輩と今後のキャラについて相談する複主2の名前。

埴「複主2の名前ちゃん学ラン格好いいよね。そのままでもいいんじゃないかな。」

鏡「でも制服は持っていた方がいいだろ。あとで持ってくる。口調も任せるがあんまり品を悪くするようなことは言うなよ。」

馨「複主2の名前、髪切らしてよ。」

光「スタイリングさしてー。」

2『髪は切らないー、いつかね。いつかスタイリングね。』

光「名前は髪の量多いいよね。切ってあげようか?」

1『本当ー、じゃあ頼もうかな。ハルヒも2人がやったんでしょ?凄い。』

「「でしょ。」」

ハ「名前も複主2の名前もホスト部に入るんだ。物好きだね。めんどくさいのに。」

2『俺は断った。』

環「女の子が俺なんて言うんじゃありません!」

2『うっさい。俺がこの部活に入ったからには俺がNo.1になってやる。舐めんじゃねぇぞ。』

環「ヒッ。」

不良ってこんな感じ?と聞く複主2の名前にそんな役作りはいりません!!と抱きつかれて泣かれたが邪魔だ。あ、名前枝毛発見、と光に言われ嘘!と環先輩をほって髪をみる。まじでか、ショックだな。ハサミください。なんか馴染んでるなぁ、とハルヒが呟いた。今日からホスト部です。




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