原田「なぁ総司、この間の件なんだが…」

平助「って、クライサ?道場にいないと思ったらここにいたのか」

沖田「あ、左之さんと平助」

原田「よく眠ってんな…本当、こうしてれば無害なガキなんだが…」

平助「こいつが寝てるとこ見るの、かなり久々な気がする…前は色んなとこで昼寝してたけど、最近働いてばっかじゃん」

沖田「そう?確かに忙しくはしてるみたいだけど、よくこうして眠ってるよ」

平助「へー…総司のそばだと落ち着くのかな…」

原田「別に総司に限らねぇだろ。千鶴の膝枕で寝てんのも見たことあるし、俺のそばにいる時もよく寝てるしな」

沖田「土方さんのところでも寝てるみたいだよ。この間副長室に行ったら、部屋の隅で転がってたし」

平助「え、オレと一緒にいる時は全然そんなことないんだけど…」

原田「ま、お前や新八のそばじゃ、騒がしくって寝てらんねぇだろうよ」

平助「なんだよソレ!」

沖田「でもほら、今こうして眠り続けてるってことは、平助にも気を許してるってことじゃない?」

原田「あー…だろうな。平隊士が来るとさっさと起き上がっちまうもんな、こいつ」

沖田「この子も人の気配に敏感だからね」

平助「…そうなのかなー…」

原田「っつーかコイツ、そんなにいつも寝てんのか?寝る子は育つとは言うが…」

沖田「この子、あまり夜に寝ないんだって」

平助「なんで?」

沖田「さぁ?」





(人のそばって安心するんです)






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