(鋼/夢主ズ+兄弟+軍部)





エドワード
「めっきり冬らしくなったな。ついこの間まで暑い暑い言ってたのに」

リオ
「だな。連日冷え込んで、ほんと冬!って感じしてきた」

クライサ
「え?まだまだこれからでしょ」

エドワード
「うん、黙れ氷の錬金術師」

クライサ
「(お口にチャック)」

ハボック
「あったけぇスープが飲みたくなるよな…仕事中寒いのなんの」

ブレダ
「俺は熱い風呂に入りてぇ…」

エドワード
「大尉は?」

リオ
「俺はタバコ」

エドワード
「…………」

クライサ
「(ツッコミ放棄)ところで、なんでみんなエドとアルから微妙に距離取ってんの?」

リオン
「この寒いのにうっかり鎧触りたくないだろ」

クライサ
「うわどストレート」

ハボック
「鎧触るよりよっぽど冷たい一言だな」

アルフォンス
「……兄さん、ボク、やっぱり元の身体に戻りたい……もう、一人の夜はイヤだよ…!!」

エドワード
「アル……!!」

リオ
「どっかで聞いたことある台詞だな」

クライサ
「まぁ、まさかのリオンからの真っ正面拒絶だからね」

ハボック
「アイツ、冬の間だけキャラ変わるよな」

ブレダ
「キャラが変わると言うより、鋭さが異常に増してるだけだろ」

リオ
「嫌だな、触れたら切れるレベルの鋭いツッコミ」

ロイ
「寒さに関しては本当に容赦がないからな…毎日毎日仕事にならなくてかなわん」

クライサ
「司令部の暖房強くしてあげればいいじゃん」

ロイ
「知らないのか?今、時代は節電&エコだろう」

エドワード
「知らねーよ」

アルフォンス
「あれ、確かリオンって冷え性だったよね?暖房弱いんじゃ余計辛いんじゃないかな」

リオン
「ああ、おかげさまで仕事中はブランケットが手放せない」

クライサ
「どこの女子高生だ」

ハボック
「インナーの腹と背中にカイロ貼ってるし、しょうが紅茶も常備してるぞ」

エドワード
「ああ…イヤだどんどんリオンのイメージがめちゃくちゃになってく…」

ブレダ
「普段がわりとスマートだからなぁ」

リオ
「いいんじゃねぇ?そのギャップが女子にウケるかもしれないだろ」

ロイ
「そして静電気に悩まされるから対策グッズも手放せないと」

クライサ
「いっそ冬眠したら?」

リオン
「…………」

アルフォンス
「あ、それもいいかもなって顔してる」

ロイ
「よし、全力で止めろ」

ハボック
「そんな話ばっかしてるから、なんか余計寒くなった気がする…」

エドワード
「あー、確かに」

クライサ
「じゃあ熱いコーヒーでも淹れようか。アル、手伝ってくれる?」

アルフォンス
「うん、いいよ」

リオン
「……大佐」

ロイ
「うん?」

一同
「(リオンがいきなり大佐の手握った!!しかも両手でしっかりと!!)」

ロイ
「……どうした?」

リオン
「大佐、手、あったかい」

エドワード
「なんで軽くカタコト?」

クライサ
「(ああ……あたしがエドの手握るの、端から見るとこんな感じなんだ)」

リオ
「どうしたクライサ、なんか顔赤いけど」

アルフォンス
「なんで大佐なの?片手が機械鎧の兄さんはしょうがないけど、クライサの手握ったほうがあったかそうだけど。子ども体温で」

クライサ
「さらっと失礼だよ年下」

ハボック
「迷いなく大佐選んだもんな」

ブレダ
「やっぱり『焔の錬金術師』のイメージか?」

リオン
「心が冷たいやつは手があったかいって言うだろ」

一同
「あー、そっちかー」

ロイ
「…………」





044:くだらない話
満場一致の納得でした





【H23/12/21】





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