(2014.02.03)


とりあえず異世界から来たことや錬金術の詳細をエルヴィンやリヴァイに伝えたクライサちゃん。当然、安易に信用されることはなく審議所行きになるものの、持ち前の明るさと豪胆さで切り抜け、エレンと同じくリヴァイによる監視を条件に調査兵団に身柄を預けられることになりました。
リヴァイ班と共に旧調査兵団本部で待機することとなり、迎えた2月。


クライサ「リヴァイー?リヴァイー!リヴァイやーい!!」
エレン「クライサ?兵長なら上の階で掃除してるけど…ってどうしたんだ、その豆」
クラ「あっエレン!ほら、今日って節分でしょ?食用にならない豆が少しあるからってエルヴィンがくれたの!」
エレ「へぇ、団長が…」
クラ「せっかくだし、リヴァイに鬼役頼もうと思って」
エレ「(とんでもねぇ死に急ぎ野郎)」



クラ「鬼は外ー!福は内ー!」
リヴァイ「…………」
エレ「…………」
クラ「鬼は外ー!福は内ー!」
リヴ「……おい、エレンよ。このクソガキはなんで俺に豆をぶつけてきやがる?」
エレ「(ビクッ)あ…えぇと、節分の豆まきをするにあたって、兵長に鬼役を頼むつもりだと先ほど聞きました…」
リヴ「そうか」
エレ「…………」
クラ「鬼は外ー!鬼兵長は壁外ー!」

ゴッ、ブシャッ、ベガシッ

リヴ「エレン、悪いがこの部屋の掃除を頼む」
エレ「はい(ガクブル)」

(駆逐されました)




理苑「またトンデモな世界に飛んだんだな」
クラ「でしょー。ろくに食材買えないからあんまり料理楽しめないの」
理苑「さすが姫だな、困るポイントが違いすぎる。普通は巨人の存在に対してコメントするものだろうに」
クラ「まぁリオンは死ぬよね、アイツらと戦ったら」
理苑「確実にな。銃効かねぇし。姫は余裕だな」
クラ「うん。リヴァイに殺されることはあっても巨人に殺されることは100パー無いね」
理苑「(何者だよリヴァイ)」
リヴ「……おいクソチビ、なんか一人増えてねぇか」
ハンジ「あはは、リヴァイにチビ呼ばわりされたくないよねぇ」
リヴ「頭かち割んぞクソメガネ」
クラ「あ、おかえり、リヴァイにハンジ」
理苑「あ、リヴァイってこの人か。めちゃくちゃ顔怖いな」
リヴ「うるせぇよクソガキ、何だてめぇは」
理苑「リオン・アサヌマ。このクソガキと同じ世界から来た」
クラ「うん、あたしが召喚した」
リヴ「余計なことしてんじゃねぇよ。てめぇのことだって監視してなきゃなんねぇってのに、また得体の知れねぇガキ増やすんじゃねぇ」
クラ「得体知れなくないよ!そりゃリオンは狙撃手だから巨人討伐ではほぼ役立たずだし多分すぐ死ぬし料理の腕壊滅的だし朝弱いしリアクション薄すぎてドッキリ仕掛け甲斐がないけど、絶対必要だと思って召喚したんだから!」
理苑「姫、褒めろとは言わないからいらん情報話すな」
ハン「クライサが彼を絶対必要だと思う要素って?」
クラ「ツッコミ係!!!!」
リヴ「そうか、帰してこい」






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