(2013.10.19)

●ジャッジメントを覚えました


「長かった……っ!!」
「ご苦労ご苦労。はっはっは」
「……“歪められし扉、今開かれん”」
「ネガティブゲイトやめてクライサちゃん!悪かったって!感謝してます、ありがとう、シャイニング・バインド使ってくれて!!」
「本当だよもー。感謝して、つか肩揉んで。HP15%以下+オーバーリミッツってタイミング難しい上に、15%切ってる筈なのに普通の魔神閃空破しか出なかったのが何度もあって、そのたびにコントローラー投げるの耐えたんだから」
「……うん、ホントお疲れさま」
「それはともかく、やっとパーティメンバーの秘奥義全部見れたよー!プレセアの例のやつは見れてないけど、正直試す気力はない!あ、あとクラトスの秘奥義も見てない。ゼロスぶっ殺してないからね」
「言い方!」





「……くぅっ、ゼロス、悔しいけどあたしはこれまでみたいだ……」
「え、なにクライサちゃん、俺さまがちょっと席外してる間にどんなピンチに陥ってんのよ」
「TOS史上最大の強敵に出くわしちゃってさ……後は任せた……」
「しょーがねーなぁ、可愛いクライサちゃんの頼みだし、俺さまがかわりに倒してしんぜよう!で、その強敵ってのはどこの誰子ちゃんだ?」
「闘技場のセレス」
「!!!!」


「……あら?お兄さま、クライサ、どうなさいましたの?」
「あ、セレス……」
「いや、その、な……」
「まあ、TOSではありませんか!お兄さまたちもやってらしたんですね」
「「え?」」
「闘技場の私に勝てないんですの?……レベルは低くありませんし、勝てないことはありませんわ。コントローラーを私に貸してくださいませ」
「あ、ああ……」
「任せてくださいな。私、こういったゲームは大得意ですのよ」
「(すげぇコントローラー捌きだ……!!)」
「(まさかのゲーマー!?)」
「はい、勝ちましたわ。これでラストフェンサーとエレメンタルクレストを入手出来ますわね。お兄さまたちのお役に立てて何よりです」
「う、うん、ありがとうセレス……」
「……なんか俺さま、色々と複雑……」








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