(2009.02.17)


理苑「ぅあー…」
ロイ「どうした、君がそんな唸り声を上げるなんて珍しいな」
理苑「……ぃ…」
ロイ「は?」
ハボ「あー、なんか声も出せないくらい寒いらしいっすよ」
エド「リオンって寒さにゃ弱いのな」
ロイ「ああ…だから縮こまっているのか。まったく、若い者がだらしないな」
理苑「うるせぇよ」
ハボ「(声出せるんじゃん)」
エド「(殺意すらこもってそうな声だけどな)」
理苑「あーもう、なんで今日こんな寒いんだよ…風も強いし外回りなんかやってらんねー…」
ロイ「文句言っている暇があるなら仕事しろ」
理苑「手がかじかんで動かない」
エド「リオンの手冷たっ!」
ハボ「少しはクライサを見習えよ。半袖短パンでイキイキとしてるぞ」
ロイ「いや、それは私も異常だと思うが」
理苑「見てるだけでさみーよ馬鹿」
エド「つーかなんでそんな格好してんだよ」
クラ「や、さっきまで練兵場でリオと組み手してたからさ」
ロイ「上着ぐらいはちゃんと着なさい。風邪を引くだろう」
クラ「えー?いいよ別に、大したことないし」
ロイ「君が寒々しい格好をしているとリオンが嫌がるんだ」
クラ「むしろそれが狙いだし」
理苑「このヤロウ」
ハボ「しかし本当に寒がりなんだな、リオン」
理苑「炬燵が恋しい…このままじゃ寒死する」
ロイ「凍死と言え」
クラ「コタツ?」
理苑「俺、寒さ凌ぐためならおっさんでも湯タンポに出来る」
ロイ「そう言いつつ抱きつくな。動きづらいだろう」
ハボ「男に抱きつかれてることやおっさんって言われたことに対しては何も言わないんすね」
クラ「相手がリオンだとムサく見えないから不思議だよね」
エド「絵的にマズイからそろそろやめさせてやれよ」
ハボ「しかし抱きつくなら、子ども体温的に大将かクライサなんじゃねぇの?」
エド「そもそも人に抱きついて暖をとるなよ」
理苑「エドワードはともかく、姫はたとえ極限状態に陥ったとしてもお断りだ」
クラ「人の兄に抱きついたまま見下されても怒りすらわいてこないんだけど」
エド「つーかいつまで抱きついてんだよ。大佐も引き剥がしゃいいのに」
ロイ「ん?……ああ、そうだな…」
エド「……」
クラ「(え、何今のリアクション)」
ハボ「(まさか満更でも無いとか…?)」







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