(2012.04.24)


「素朴な疑問なんだけどさ(挙手)」
「どうした?」
「ハガレンの真理くんって、いわゆる“エドの真理”だからエドと同じ口調なわけじゃん?じゃあFAの真理くんは、あたしと同じ口調じゃないとおかしかったんじゃないの?」
「別におかしかないだろ。確かに“あいつはお前”だが、お前以外のなにものでもないわけでもない。“あいつはお前”だし、“お前じゃない他の誰か”なんだからな」
「……うーん」
「あと、お前みたいなのが二人きりで会話始めたら、一切の収拾がつかなくなりそうだろ」
「ええ?あたし、口調の話しかしてないんだけど。まぁ否定はしないけどさ」
「お前の口調同士で喋られると鬱陶しい」
「うわ、ぶった斬り」
「まぁ書いてる奴が考えもしなかっただけだろうがな。っていうかお前、あいつのこと“真理くん”って呼んでるのか?」
「今さらっと正解言ったよね。ああえっと、なんとなく“くん”付けしただけ。だって一人パーティーしたり、お母さんがオヤツ持ってきてくれたりなとこ見たら、もう情が出てきちゃってついでに涙まで出てきちゃう(ぐすっ)」
「取り戻した途端大盤振る舞いだな、涙」
「ほどほどに安売りしてます」
「あとな」
「うん?」
「俺、祖父。お前、孫」
「全力でネタバレ中だね。今更だけど」
「あの呼び名(理くん)はおかしいだろ」
「(意外と礼儀を重んじるタイプだ…)」
「“教えて理さん!”に変えておこうな(マジックきゅっきゅっ)」
「“教えておじいちゃん!”は無し?」
「無し」
「即答?」
「お前に言われても可愛げを感じない」
「(舌打ち)」
「だからそういうところが……ああ、可愛くねぇな、うちの孫娘ズ」
「あたしに関しての文句はお姉ちゃんとお兄ちゃんによろしく。あたしの性格形成したの、ほぼあの二人だから。あ、あとエド」
「いや、遺伝も大部分だろ。クレアにそっくりだからな、お前」
「え、うそ、おばあちゃんこんなだったの!?性悪夫婦だね、アンタら!!」
「…………(どこからツッコもうか迷ってる)」






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