(2012.09.03)


クライサ
「リオン、お誕生日おめでとう!!」

リオン
「ああ」

リオ
「リアクション薄っ!!」

クライサ
「ちょっと!せっかく誕生日祝われてるってのに、なんなのそのテンションの低さ!もっと上げてよ!」

リオン
「……テンション高い俺って見たいか?」

クライサ
「ううん、あんまり」

ハボック
「見たくねぇな」

ブレダ
「ああ、見たくねぇ」

フュリー
「見たくないです」

ファルマン
「同じく」

エドワード・アルフォンス
「(なんかよくわかんないけど、さすがだなぁ…)」

クライサ
「とはいえ、せっかくめでたい日なんだからちゃんと喜んでよね!ほら早速めんどくさい顔しない!!」

リオン
「(帰してほしい……)」

エドワード
「けど、なんでクライサがそんなにやる気満々なんだ?」

アルフォンス
「去年リオンの誕生日祝いそこねたの引きずってるの?」

クライサ
「なんてったってあたし、“2012年度、リオンの誕生日を祝い隊”の隊長だからね!」

エドワード・アルフォンス
「……」

ハボック
「(今あいつ、さりげにアルの質問無視したよな…?)」

リオン
「何だその隊。隊長って…隊員何人だよ」

クライサ
「東方司令部全メンバー」

リオ
「(うわぁ)」

リオン
「(ハボックたち見る)」

ハボック
「(グッと親指立てる)」

ブレダ
「(力強く頷く)」

ファルマン
「(仕事続けてる)」

フュリー
「(照れたように笑って頬掻く)」

ホークアイ
「(にこりと微笑む)」

リオン
「……嬉しいけど、大丈夫かこの司令部」

クライサ
「司令官殿は、あまりに仕事が溜まってたために執務室に缶詰め状態で、リオンのお祝い祭りに参加出来ないことを泣いて悔しがっておられました」

リオン
「大丈夫かこの司令部」

エドワード・アルフォンス
「(ダメだと思う)」

クライサ
「で、リオンはプレゼント何が欲しい?」

リオン
「平穏な老後」

エドワード
「おいプレゼント考えてなかったのかよ隊長!」

アルフォンス
「司令部の全員が隊員なのに誰もプレゼント用意してないの!?」

リオ
「(リオンの返答にもツッコめよお前ら)」

ハボック
「隊員みんながプレゼント用意したら、すげぇ数になるだろ」

ブレダ
「物理的にいろいろ無理あるだろ、もの確認したり、運んだり、保管したり。そもそも…」

リオン
「そんなに貰ったら引く」

ホークアイ
「だから、連名でいくつかのプレゼントを用意しよう、ということになったの」

フュリー
「けど、アサヌマ少尉の欲しいものって見当がつかなくて…」

クライサ
「困った結果、うっかり通販でこち亀181巻セット大人買いしちゃったからこれプレゼントね(じゃーん)」

エドワード
「(まさかのチョイス!!)」

アルフォンス
「(今どこから出したの!?)」

リオ
「(つーかリオンの希望まる無視か)」

リオン
「……両さん……(きゅん)」

一同
「(あれ意外と高評価!!)」

クライサ
「さすが本好き、本なら何もらっても嬉しいんだね」

リオン
「読み終わったらブックオフに電話するだけだからな」

一同
「(さすがリオンだなぁ…)」







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