優勝者の特権、何でも希望を叶えてもらえる権利を得たクライサ達の前には、ブラッドレイが立っている。
「言って良い希望は、二人で一つだ」
(うわ、ケチくさ…!!)
そう思ったけど口には出さない。
だって相手はこの国で一番偉い人だから。
「私に出来る事でなければ駄目だからね」
(んなこたぁ分かってるよ!!)
でも言わない。
だって相手は(以下略)
「…では、願いを聞こうか」
クライサとスズは顔を見合わせ、笑顔で口を開いた。
二人でゆっくりと遊びに行きたかったから
『お休みをください』
超多忙なクライサに、数日の休暇を。
「私もスズとデートしたかった…」
「頭に風穴開けられたくなかったら仕事して下さい」
END.
【H18/09/01】