赤星は廻る | ナノ



詐欺じゃない

一章、リタ加入後
(リタ、エステル、カロル、ユーリ)




リタ「それにしても……あんたたち、よくこんな面子で結界の外ウロウロ出来るわよね。ユーリ以外子どもと犬じゃない」

カロ「リタだって子どもじゃん」

エス「こど……そりゃあ私はまだ成人してませんけど、それでもリタたちよりはお姉さんなんですよ?」

リタ「へぇー。ちなみにあんた、いくつ?」

エス「18歳です」

リタ「ふーん……でも中身はアカのほうがずっと大人ね」

カロ「……うん、エステルには悪いけどボクもそう思う。アカって、ボクらと歳そんなに変わらない筈なのに、たまにすごく大人っぽいよね」

エス「そう……ですね。思考が大人と言うか……カロルはアカと知り合いだったんですよね?アカって以前からああいう感じだったんです?」

カロ「そうだね……初めて会ったのは一年ちょっと前だったんだけど、その頃からあんな感じだったよ。ギルドの大人たちに囲まれても堂々としてた」

リタ「ふーん。一人で護衛屋なんてやってるぐらいだし、そういう質なのかもね」

エス「まだ小さいのに、立派ですよね」

リタ「誰かさんと違ってね」

カロ「なんでボクを見るの」

ユリ「……おーい。勘違いしてるみたいだから言うけど、アカ、オレとタメだからな」

三人「「「!?」」」

エス「そうなんです!?」

カロ「ウソぉ!?」

リタ「詐欺だわ!!」

ユリ「……それ、本人には言ってやんなよ」





童顔にも程がある!







……………………

index



×