赤星は廻る | ナノ



砦のアレ

一章、デイドン砦
(アカ、ユーリ、エステル)




アカ「ユーリくんってバカだろう」

ユリ「なんだよいきなり」

アカ「いくら子どもが愚図ったからって、人形取りにもっかい砦越えるかい?すぐそばまで魔物の群れが来てるってのに」

ユリ「しょうがねぇだろ。ガキ泣かすのは趣味じゃねぇんだよ」

アカ「スライディングまでして……腕に子どもでも抱えてりゃ格好良かっただろうが、持ってたの人形だもんなぁ」

ユリ「一切手伝わなかったアカさんにゃ言われたくないな」

アカ「怖くて動けなかったんだよ」

ユリ「バレない嘘つけよ」

アカ「人形取りに行ったら間に合いませんでした、とかだったら超面白いのにね(笑)早くもゲームオーバーだ」

ユリ「(笑)じゃねぇ」

エス「あの、とりあえず別の道探しません……?」





そんなこともありました







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