戦闘の心得 一章、カロル加入まで (ユーリ、エステル、アカ) アカ「ユーリの剣術って面白いよねぇ。曲芸みたいだ」 ユリ「だろ?やってるほうも結構楽しんでるんだぜ」 エス「あんなに回しててよく落としませんよね……」 アカ「誰かに教わったの?我流?」 ユリ「我流だよ。騎士団にいた頃教わった基礎を、オレ風にアレンジしてみたの」 アカ「……ユーリって元騎士だったんだ」 ユリ「今更か」 エス「知らなかったんです?」 アカ「見えないし」 ユリ「ほっとけ」 アカ「エステルは誰かに教わってるよね?型にはまった剣術って感じだし」 エス「はい。師匠がいます」 ユリ「そう言うアカはどうなんだよ」 アカ「昔戦い方を教えてくれた人はいたけど……双剣使うようになってからは我流かね」 エス「アカはどうして二刀流に?」 アカ「え?うーん……一本より楽しいから?」 エス「……え」 アカ「それに一本だと防御が難しくてさ。かといって盾は使いたくないし」 ユリ「オレも。盾があると動きづらいし、楽しくないんだよな」 アカ「そうそう。やっぱ戦闘は楽しくなきゃ」 ユリ「だな」 エス「楽しさ……が重要なんです……?」 もちろん重要(らしい)です ×
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