赤星は廻る | ナノ



なれそめ

(カロル、アカ、ユーリ、エステル)



カロ「そういえば、アカっていつユーリに会ったの?」

アカ「んー?仕事で帝都に行った時なんだが…半年ぐらい前かね」

ユリ「あー、そんな前になるか」

エス「思ったよりも最近なんですね。もっと前から知り合いなのかと思ってました」

アカ「へぇ、そんな風に思われてんだね」

カロ「それでそれで?どんな風に会ったの?」

アカ「ユーリくんが騎士と揉めてた」

カロ「また?」

ユリ「しゃーねぇだろ。下町の奴らが暴力振るわれそうになってるの見てほっとけるか」

エス「ユーリらしいですね」

アカ「うちだったらほっとくがね。うち自身には害無いし」

カロ「アカ冷たい…」

ユリ「けどあの時は加勢してくれただろ、騎士嫌いのアカさん」

エス「え、そうなんです?」

アカ「別に嫌いなわけじゃないって。あの時は襲われそうになってたのが…」

ユリ「ハンクスじいさんだったか?」

アカ「そ。じいさんに用があったから、あれ以上騒ぎになる前に片付けたかっただけさ。うちだって穏便に済ませたかったがね」

ユリ「よく言うぜ。魔神剣食らわせて怯んだ奴に、思いっきり死角から獅子戦吼放ったくせによ」

エス「アカ…」

カロ「容赦無い…」





そんな初対面





 


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