赤星は廻る | ナノ



不義には罰を

二章、トリム港到着
(レイヴン、カロル、エステル、アカ、ユーリ)




レイ「っつーわけで、おっさんも一緒につれてってね」

カロ「わかったよ。でも、一緒にいる間はちゃんと『凛々の明星』の掟は守ってもらうよ」

レイ「了解了解〜。んでも、そっちのギルドに入るわけじゃないから、そこんとこもよろしくな」

エス「どうして『凛々の明星』に入らないのです?」

カロ「同時に二つ以上のギルドに所属することは禁止されてるんだ。レイヴンだって一応、『天を射る矢』の人間だしね」

レイ「一応ってなんだよ」

アカ「……」

ユリ「ん?どうした、アカ?」

アカ「ユーリくん、『凛々の明星』の掟って……」

ユリ「『ひとりはギルドのために、ギルドはひとりのために。義をもってことを成せ、不義には罰を』だな。それがどうし……おい」

アカ「うん……君らについてく以上、うちも君らの掟に従わなきゃダメだよねぇ」

ユリ「……義をもってことを成せ」

アカ「うち、人として正しい行動をする自信ない」

ユリ「お前、そこまで人としてダメな奴だったのか」





先が思いやられる







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