赤星は廻る | ナノ



アカの過去1

一章 ケーブ・モック大森林にてドンと会話後
(アカ、エステル、リタ、カロル、ユーリ)




アカ「……」

エス「……」

アカ「…………エステル」

エス「はい?」

アカ「……いいよ、質問して」

エス「本当です?それでは質問します!アカがカルボクラムで命の危機に頻したということを、どうしてドンは知っているんですか?」

アカ「……それ、そんなに聞きたいことかい?」

エス「はい!」

リタ「確かに意外と気になるかも。ほら、あんたって自分のことほとんど話さないし」

カロ「ボクも気になる!」

ユリ「カロル先生はこいつとドンの関係が気になるだけだろ?」

アカ「なに、ユーリくんも聞きたいの?」

ユリ「わりとな」

アカ「(全員か……)はぁ……簡単な話だよ。うちが死にかけて倒れてたところを、たまたま通りかかったドンが拾って助けたってだけさ」

カロ「へぇ……じゃあアカにとってドンって命の恩人!?」

リタ「目の輝きが増したわよ」

エス「あの、理由って聞いてもいいです?」

アカ「ん?……ああ、死にかけてた理由ね」

ユリ「餓死寸前だったのか?」

アカ「完全に馬鹿にしてるね、君。怪我だよ怪我」

リタ「へー、あんたも怪我で死ぬのね」

カロ「リタの中でアカは何者になってるのさ……」

エス「怪我って、やっぱり魔物に襲われたとかです?」

アカ「うん、まぁそんなとこさね。その時のうちは今よりずっと弱かったから」

ユリ「……」





何か納得いかない






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