よろめく美徳の脆さ (賈ク)
息とし生ける温もりに (賈ク・李典/王異)
心臓よ、鼓動はまだか (王異)
寄り添うにいじらしく春よ
「わたしは受け取る者の幸福を知らない。
そしてわたしはしばしば夢みたものだ。
盗むのは受け取るよりもさらに幸福ではあるまいか、と。
わたしは絶えず与えるばかりで、手を休める暇がない。
これこそわたしの貧しさだ。
わたしはわたしを期待する眼ばかりを見る。
わたしの見る夜は、そうしたあこがれに輝いている。
明るい夜だ。これがわたしの妬みである。」
──ツァラトゥストラはかく語りき