主はいませり/舞白&霧崎九十九
兄さんの神々しいまでに白い髪の毛に触れる。柔らかさも匂いまでも人とは思えぬ完璧さだ。そんなこと口には出さない、だってきっとこの愛しい兄は否定してしまうから。「主はいませり」それでも呟かずにはいられなかった、神はいる、と。
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