【つづき】
どこからともなくルクード王子登場。
ルーン『こいつ!!東国の人間じゃないか!』
ユーリック「げぇ!何でここに…国境整備くらいしろよなぁ〜面倒臭いんだからよぉ(俺の身にもなって…)」
王子「で、お前らは一体何を馬鹿騒ぎしているんだ」
ユーリック「祝いだよ祝い。詳しいことは面倒だからサイト内見てろよ」
王子「…ん?これはまさか…」
ユーリック「ああ、この写真か?あいつがずっと撮りたがってたからちょっと奮発してだな…」
王子「私にもくれ」
ユーリック「…全員二言目にはそれかよ」
リセイ「ルクード王子、残念なことにそれ一枚しかないようだ」
王子「これ…一枚?」
ユーリック「(嫌な予感)」
王子「全く使えん奴だな(バッサリ)。こんな貴重なものをたった一つしか作らないとはそんなに戦争がしたいのか。…まあ仕方が無い、これは私がもらっておこう」
ユーリック「何が仕方ねえんだ!勝手に持ってこうとするなよ!」
リセイ「全く…手癖の悪い」
王子「(ピクッ)…何だと?」
リセイ「慰めにでもするつもりか?哀れな男だな…。紙の上の笑顔で満足するとは」
王子「…お前に言われたくはない。この写真…仲良く三人で写っているが、こんな一瞬の接触さえも腸が煮えくり返っているんだろう」
リセイ「関係ないな。切ってしまえば問題ない」
ユーリック「(勝手に何ゆってんだよっ)」
王子「くっはははっ!小さいな。私ならばまとめて可愛がってやるぞ」
カルロ&ルーン『(……ゾクリ)』『(気色悪…!)』
リセイ「奪い取るしかなさそうだな」
王子「望むところだ…!」
ユーリック「やーめーてーくーれー…っ(絶叫)」
*****
ヘルト「やあー、みんな。楽しそうだねぇ」
サラ「お兄様!何とかしてもらえないかしら…このお馬鹿な男共」
ヘルト「殺気立ってるねぇ。何また喧嘩かい?」
サラ「争奪戦なの」
ヘルト「ああ、写真かー。うわぁルーンさんの人型珍しいね。可愛らしいvv」
ルーン『(変態が来た…!)』
ヘルト「何がそんなに必死なのか分からないけど…とりあえず4、5枚あれば問題ないんだね」
サラ「え…お兄様、まさかこれ、増やせるの?だって本体が壊れたから焼き増しできないって…それでこんな騒ぎになっているのに」
ヘルト「そうだったんだね。大丈夫だよ、この間発明したばかりの複写機があるから」
リセイ&王子「「なにっ!?」」
ヘルト「ココをこうしてあーしてこうすればー…、ほら!簡単に複製完了♪」
リセイ「ヘルト、本編では色々あったが水に流そう。…分かっているな?」
ヘルト「勿論、君と私の仲だからね。売ってあげる」
王子「金を取るのか…」
ヘルト「…いらないのかい?」
王子「いや、私は買ってやろう」
ヘルト「ふーん…そんな口の利き方で…?」
全員「是非とも買わせていただきます!!!!」
ヘルト「そうそう、喧嘩は良くないからねー。はい順番順番」
サラ「お兄様、ちゃっかりしていますわね…(呆)」
ヘルト「通常サイズが一枚3000円、真ん中拡大処理した等身大のは15000円ね」(←日本円で換算して)
サラ「(…ぼったくり!(驚))」
ヘルト「ちなみに…音声付きとか、動かすとウインクして見えるのとか、プリントTシャツとか」
リセイ「全部いただこう」
サラ「なっ…わ、私もよ、お兄様!あと音声は「サラ大好きだよv」がいいわ!」
王子「ならば私は「ずっと傍にいるね」…で(照)」
ルーン『おー、いいなぁそれ!じゃあ私のは「ぎゅっとしてあげる!」にしてくれ!』
カルロ『……泣き声とかでも?』
ユーリック「はっ破廉恥な…!」
リセイ「それはいいな。啜り泣きながら名前を呼ばれるのは堪らない…」
カルロ『では「意地悪しないで…」というのはどうでしょう』
リセイ「少し…具体性に欠けるな…。何をどうして欲しいのか」
カルロ『ですが簡単に言わせてしまうのも面白くない』
リセイ「同感だ」
サラ「ちょっとあんた達好き勝手言わないで!絶対止めてよお兄様!」
ヘルト「そう?面白そうだけど」
サラ「わっ私だって欲しくない訳じゃ…でも!そんなのが不特定多数の人間の手に渡ると思うと許せないわ!」
リセイ「それもそうだな。早急に専売特許をとる必要がありそうだ」
カルロ『一時結託…ですね』
ユーリック「どうでもいいがお前ら超こえーよ…」
ルーン『同感だぞ…』
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(好き勝手してごめんなさい…)