Quo Vadis.
丘に登ると陽は射していた
私は橙色の光の中に一つの希望を見つけたつもりでいたのです。
誰かが、何も言わないように、口を閉ざした
この紅はあの人が流したものでもありますが、私が流させたものでもあります。
全てが同じだと眩暈がする

暗い夜でも明日が見えれば何も怖くない
最高の今日は最幸の人生
アイオライトの瞳から
ただ私が護りたかった者
十字架を背負いながら見た未来は輝かしく、満ち足りたものでした

振り返らない、って決めたはずだった
いなくなっても心の中にずっと存在している、そんなあなた
記憶とは残された人が創るもの
カレイドスコープと少女の微笑みに同じものはない
希望と偶像は似て非なるものであるとあなたが教えてくれました



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