もうすぐおしまい



ー1℃と37℃が混ざったら、私はどうなるのだろうか
いつも哲学者の憂いを携えた表情をしている
道端の石の人生すら知らないのに

36℃の体温になるのだろうか
肺が凍る音がする
心臓はこんなに熱く燃えているのに

寒い冬 暗い夜
過去に足を掬われる日
私が知っていることなんて
過去の鎖の感触だけ
たまにツンと冷たく私を傷つける
がんじがらめの過去の鎖

100km/hの私 2年前の私
過去に抗えない自己
私が諦めたことなんて
こんなに単純なこと
分かった気になるってこと

ー1℃の私はどんな姿になるのだろうか

クリープハイプを怒鳴るように歌う
歌詞の意味なんて知らないくせに
窓越しの私を睨む
眠たくて野暮ったい瞳のくせに

100km/h 80km/h 60km/h 40km/h 20km/h 0km/h
停止




あとがき
一昨年の冬に書いたものを出してくるしかない苦しみ。少しずつ書けるようになりたいです。



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