2週間連続セックス計画12日目。今日は昼間池袋で会ったときにシズちゃんが盛ってきてたいへんだった。俺はそのとき仕事だったからなんとか撒いたんだけど…、それがまさかこんなことになるとはね!


「俺を拒むたぁいい度胸じゃねぇかよ臨也くんよぉぉ?」
「だーかーらっ、あのときは仕事だったんだって!シズちゃんだって仕事中だったでしょ!?」
「10分あれば余裕でイける!」
「それ何の自慢にもなってないからね早漏!!」


昼間できなかったからか苛立っていたシズちゃんは、夜俺のところにくるなり即押し倒してきた。波江さんはほんの数分前に帰宅させたところだったから、もし運が悪ければ波江さんがいるときに押し倒されていたかもしれない。本当によかった。


「何考えてんだ?」
「ひぁっ!!いたい…ッ」


服の上からぐりっ、と遠慮なしに乳首を摘まれて痛みが走った。布と擦れて、痛くて、なのにそれがどんどん気持ちよくなっておかしくて。
上着を捲られたときにそのおかしさは最高潮にまで達した。弄られた乳首は赤く腫れ、けれど懸命にその存在を主張してる。痛みだけでこうなったんじゃないとわかっている俺は顔から火が出るほど恥ずかしかった。


「見ないでよ馬鹿!変態!」
「その変態を前にして乳首こんなにしてる手前も十分に変態なんじゃねぇの?」
「うるさいなぁ…アッ」


シズちゃんの右手は直に俺の乳首を摘みあげ、左手は俺のズボンと下着をおろし後ろの秘孔へとたどり着く。毎夜の行為のせいで俺の穴はシズちゃんの指くらいなら難なく受け入れられるようになっていた。
つぷり。シズちゃんのたぶん中指がはいる。


「けっこう簡単にはいるな…。もう2本目もいけるか」
「ぅ、あ!ぁ、ぁ、ア」


言葉通り指が増やされ2本になって俺の中を掻き回す。俺の弱いところ、イイところを存分に知り尽くしたシズちゃんは、そこを抉るように掻いたりあえて避けるように焦らしたりした。一体どこでこんな芸当を覚えたりしたんだろう。シズちゃんのセックス相手は俺しかいないんだけど。

もしかしたら日々の行為でパワーアップしたのは俺だけじゃないのかもしれない。シズちゃんのエロスキルも格段と上がっている。なんということだろう、池袋最強は下半身も最強になってしまった。
セックス計画終了2日前に発覚した事実はどう受け止めればいいか実に微妙なところだ。


「んー、そろそろいいよな」
「え、まだダメだって。指2本しか入ってないじゃん」
「ちょっとキツくてもそれはそれ」
「な…ぁあァ!」


シズちゃんの堅く勃起した先端が押し当てられ、無理矢理に押し込もうとする。まだちゃんとほぐれてないだろうし、潤滑液となるのはシズちゃんの先走りだけだ。
これは無理。絶対無理。そう思ってたらぬぷんと俺の内部は先端の侵入を許した。え、あ、あれ?
先端さえ入ればあとはもう勝ったようなもので、シズちゃんのは一気に最奥まで貫いてきた。


「ひぁあああん!さけた、おれの、さけたぁ!?」
「大丈夫だ裂けてねぇ。ほら血ついてねぇだろ?」
「うぅ…」


ぐるりと結合部を指で一周なぞったシズちゃんの指には確かに血はついていなかった。裂けてない。裂けてないのはいいんだけど、こうやってシズちゃんに作り替えられていく体が心配だった。


「あはは…なんか俺も化け物になっちゃいそぉ…」
「あと2日…だっけか?期限終了した頃には手前も立派な化け物だろ。楽しみだな」
「ふふ、ごめんこうむるよ……ァふ、ヤ!」
「とりあえずは今日のをがんばらねぇとな」


律動を始められたらペースは完全にシズちゃんのものだ。俺には喘ぐことしかできない。さすが頑張ると言っただけのことはある。


「ア、あん、あァ!シズちゃんの、あいかわらずすごぉい」
「昼間手前が拒否らなきゃもっとはやく味わえたのにな」
「だからごめんってばぁ!や、奥ごりごりしないでぇ!」


シズちゃんの乱暴な息子が俺の中のヤバいところにばっかり当たって頭がおかしくなりそうだった。馬鹿みたいに気持ちいい。ぎゅうううう、中を締め付けるとシズちゃんが息を飲む。そして途端に腹を満たす濁流。今日も元気に中出しだ。


「あー…普通さぁ、どんなことでも終わり目前にしたら、どっと疲れがこない?」
「こねぇな」
「あっそ」


頑張れ俺、あと2日。





 
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