2週間連続セックス計画11日目。こんだけ立て続けにヤってるだなんて俺たちはなんて若いんだろう。思春期男子でもこんなにはしないよ。

今日も昨日に引き続きノーマルプレイではなかった。机の上に投げ出されたどぎついピンク色の玩具。玩具といっても子供が遊ぶような生易しいものじゃない。れっきとした大人の玩具だ。


「シズちゃんわざわざ買いに行ったの?通販とか…なわけないしね。アダルトショップにはいって玩具を探して吟味するシズちゃん見たかったなぁ」
「買ったんじゃねぇよ。会社にあったやつ貰ってきた」
「そうだねシズちゃん取り立て屋だもんねそりゃこういうのもあるね!」


ひょいっとツルツルしたバイブを手に取りスイッチを押す。振動は申し分ない。見たところ未使用だ。もし使用済みだったら「平和島静雄はこんな変態趣味があるんです」って書いて外に放り出してやったところだ。


「まさかシズちゃんが玩具を使う日がくるとは思わなかったよ。玩具で見悶えちゃう俺とか見たい?」
「ああ見てぇな。だから…いいだろ?」
「…いやって、言えたらいいんだけどね。いいよ、シても」
「わかった」


そうするとシズちゃんは早急にシズちゃんは俺のカットソーを首もとまで捲りあげた。脱いだほうが後々楽だと思ったけど、シズちゃんはこの脱がずに捲りあげてるだけというのが気に入ってるみたいだからやらない。

シズちゃんはひとつの小さな玩具をとった。卵形のさほど大きくはないそれはローターだった。微弱な振動を放ちながらローターが俺の胸元に寄せられる。肌に触れたとき、ぴくんと体が跳ねた。


「っ…」
「平気か?まだまだこれからだ、へばるなよ」
「誰がこのくらいで…ッはぅ」


ローターは真っ直ぐに胸の先端に近づけられた。乳首には触れずに周りの乳輪の上を震えた物体が伝わっていく。もどかしい刺激にも乳首はしっかりと充血し芯を持ち始めていた。
決定的な刺激は与えられずにもう片方へ移る。やはりこれも乳首には当てられない。
…むずむずする。辛い。


「もう、ふつうにやってよぉ…!ちくびさみしい…っ」
「あー…今当ててやる」
「は…ひっ、ふあぁっ!?」


ローターが焦らされ続けた乳首に触れた途端、体中に電流を流されたような刺激が走った。乳首は思ったよりも敏感になっていたらしい。あまりの快感に苦しささえ感じるというのにシズちゃんはローターを押し付けるどころかテープで固定した。より密着したローターが乱暴なまでに乳首に快楽を与える。


「い、ぁ、あぁあああ!!や、だめ、だめぇ!」
「乳首だけでそんなんなるんだな。玩具すげぇ。じゃあこっちに入れたら、もっとすげぇことになるよなぁ…?」
「ひぃ!?」


アナルの付近に冷たいどろりとした液体をかけられる。それがローションだとはすぐに気づいた。シズちゃんが指で俺の穴を広げると中にローションが入ってくる。液体が体内を逆流してくる感覚というのは言葉に表しがたいものだ。
ローションと一緒に指が入ってきて中をほぐす。ぢゅぽぢゅぽ音が鳴って、恥ずかしい。


「ぅ、やぁぁー…は、ああッ」
「だいたいこんなもんか…」
「ア…」


空いた手でシズちゃんは先ほど俺が持っていたバイブに手を伸ばした。俺の中から指を引き抜くとそのバイブにもまんべんなくローションをぶちまける。
ぬるぬるした無機質なものが俺のアナルに当てられた。ちょっと力をこめられただけで何の抵抗もなくバイブは奥に入り込んでくる。


「う、や、ぅぅ、あ」
「全部入ったな…」
「ふ、ぅぅー…」


バイブの質量はなかなかのものだった。当然シズちゃんのよりは小さいけど俺の中を埋めるには十分だ。ただ入ってるだけでも気持ちいいのに、これが動いたらどうなるんだろう。少しの不安とたくさんの期待が降り混ざる。


「しず、ちゃ…」
「スイッチはこれだよな」
「え…あぁあ゙ぁああああ!!」


ぎゅうぅううん!と激しい音を奏でながらバイブは回る、回る。こんなに激しいだなんて思わなかった。
たしか振動は5段階あったはずだ。弱い順から最弱、弱、中、強、最強とあった。俺が最初確認したときの振動は最弱。シズちゃんは間違いなくいきなり最強にしたに違いない。ったく、この馬鹿!!


「やらやらやらぁあ!!はげしぃ!なか、ぐりゅぐりゅしてる!よわめてぇ!!」
「そんな玩具でずいぶん気持ちよさそうだなぁ…チッ」
「ひあああああああ!?」


弱めて、と言ったはずなのにバイブは引き抜かれた。振動を続けたままのバイブが引き抜かれた快感は凄まじかった。それだけで俺はイってしまった。

それから休む暇もなくシズちゃんの性器が入れ替わりにはいってくる。熱い、すごい。


「あぁあああ!!あぅっあああ――ッ!!」
「バイブより、俺のほうがいいだろ?」
「ァああー!!」


バイブにまで嫉妬したのかよシズちゃん。

でも俺もバイブよりシズちゃんのほうがずっと気持ちいいから、シズちゃんにこの身を任せた。





 
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