2週間連続セックス計画6日目。実は、今日はもう現在進行形でセックスしてたりする。


「アぁんっ!あ…ぁあッ!!イくっイくからぁ…」
「またか?ずいぶん早いな。…イけよ」
「ひぅ…ア――――ッ!!」


俺の性器からは薄くなった精液がこぼれ、中にはごぷごぷと未だ衰えない量の精液が注ぎ込まれた。

今夜だけで俺はもう4回イっている。もうこれ以上絶対でない。量も少ないし色も半透明だし。
シズちゃんは3回だした。全部俺の中で。しかも抜かずの3発をやり遂げた。量が全然変わらないから俺の中は精液でいっぱいになってる。精液でお腹いっぱいなのぉ……って冗談じゃない。


「シズちゃん…お願いもう抜いて……」
「ああ、一旦抜くか」
「ぁン…っ」


一旦ってなんだ、一旦って。それをつっこむ前に抜かれて、抜かれた感触にも体は過敏に反応する。シズちゃんは「おお…」と感嘆の声をもらしていた。


「どーかしたの…?」
「すげぇな…って思って。手前、穴から精液垂れ流してる」
「っ!?モロで言うなぁ!!」


ほんとデリカシーってもんがないよねこの馬鹿!!

叫んで腹に力が入ると、こぷりと大量に溢れ出すのが嫌でもわかった。シズちゃん出しすぎ。なんもしなくても溢れてくるなんて、俺一体どうすればいいの。嫌だけど下半身に目をやればシーツに白濁の小さな水溜まりができている。視覚にとらえたとたんにまた漏れ出て、体積を増す水溜まりに目眩がしそうだった。


「…おい、もういいだろ」
「え?」
「続きやるぞ」
「え…ちょ、やだ…!ぁひッ!?」


ずんっ!とまた奥までシズちゃんが侵入してくる。ほんの数分前まで受け入れてたソコはシズちゃんを迎え入れるのに何ら抵抗はなかった。回復早すぎるんだよこの絶倫。

一晩にこんなにシてるのは初めてかもしれない。いや、初めてだ。今までは俺は二回までで強制的に終わらせていたから。今日も終わらせればよかったんだけど、いつもは素直なシズちゃんが首を縦には振らなかった。

その理由は昨日のセックスにある。昨日シズちゃんは俺に「好きにしていい」と言った。最終的にはシズちゃんが実権を握ったんだけど、それでも俺は途中まで好きにしてた。
だからシズちゃんの言い分では「昨日は好きにさせてやったんだから、今日は俺が好きにしてもいいはずだ」ということらしい。

最初からそれが目的だったのか。シズちゃんのくせにそんな作戦たてるなんて反則だ。
と、いうわけで好きにされた結果ヤりまくられている。何こいつ思春期の性少年?ってくらいがっつかれて標準的な体力をもつ俺はもう限界だ。
元々体力馬鹿なシズちゃんに任せてたら堪えきれないから回数制限をしていたのに、ちくしょう人の気も知らないで。

揺する。肌がぶつかる。突き立てられる。
気持ちいいかよくないかと聞かれたら、まぁ気持ちいい。けれど疲れたか疲れてないかと聞かれたら完全に疲れてる。


「しずちゃ、ぁ、も…やめてっ!おれ、だめだからぁ…んあぁ!」
「いざ…や…っ」
「やぁああァ…んっ!」


正常位だからシズちゃんの顔がよくわかる。欲情しきって、ほんとーにエロい顔。ああ、俺にシズちゃんの顔がわかるってことはシズちゃんも俺の顔がわかるんだ。俺は今どんな顔してるのかな。シズちゃんみたいにエロい顔をしてるんだろうか。

シズちゃんがこんなエロい顔しながら、負けないくらいの低音エロボイスで俺の名前呼ぶからぞくぞくした。顔だけじゃなくて声もいいんだから、むかつく。


「おねが…ぃ、もぉダメなの、できないの、ひァ、あ、ア!」
「…っ……」
「あぁあアぁアあぁあァ!!」


ああ、また中出しされた。どんだけ出したら気がすむんだよ……。

とぷとぷ、頭の奥で音が響いて、そこで、俺は意識を手放した。





 
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