2週間連続セックス計画3日目。最低なタイトルだけどもう気にしない。気にしたら負けな気がする。

今日もシズちゃんはやってきた。その手に紙袋を握って。


「シズちゃん、俺はとてもとても聞きたくないけどあえて聞こう。それはなんだい?」
「見ればわかる」


投げ渡された紙袋。重いんだか軽いんだかわからない微妙な重さだった。
中身を取り出してみて、俺は激しく後悔することになる。紙袋からでてきたのはまごうことなきセーラー服だった。しかもすごく見覚えのあるやつ。
セーラー服の下にも何かがはいっている。これも出してみるとこちらは体操服ブルマつき。体操服の胸のところにはご丁寧に「いざや」とコロコロした字体で書いてあった。体操服もすごく見覚えがあって俺は頭が痛くなった。


「……俺は何も見なかった。そうだ、何も見なかった。ここにセーラー服も体操服も、紙袋もなかった。紙袋など存在しない。そして平和島静雄という人間も存在しなかった。存在しなかったんだ」
「落ち着け臨也。そんなに嬉しがらなくてもいいぞ」
「これのどこが嬉しがってるように見えるか教えてほしいね!」


俺は体操服を紙袋に詰め直す。そして焼却しよう。高笑いしながら燃やしてやりたい。
セーラー服も詰め込もうとしたところでシズちゃんに腕を掴まれ制止されられた。痛いんだけど。


「安心しろ。それは取り立てたやつじゃねぇ。お前の妹たちから渡してくれって頼まれた」
「そうだねこんなセーラー服と体操服を渡してくるようなやつはあいつら以外にいない。あいつらはこれで俺に嫌がらせしたいだけだからこれはなくていい。さぁ燃やそう今すぐ燃やそう」
「いや、せっかくだし着ろ」
「は?」
「そうだな、セーラー服でいい。着てこい」
「はぁあ!?」


強引に俺はセーラー服と共に隣の部屋へと追いやられてしまった。ドアはシズちゃんが押さえつけてるから開かない。着るまで出さないってことか。

舞流とお揃いのセーラー服。体操服よりはまだいいかと腹をくくって着替え始める。シズちゃんの目の前で着替えるよりはこの状態はずっといい。

たぶん一番か二番くらいに大きめのサイズなのだろうが、なぜか俺にぴったりとあった。何も改造してない女物がぴったりって何とも形容しがたい気分になる。ちなみに靴下はハイソックス。ニーハイソックスとどっちがよかったのかは考えないことにする。


「シズちゃん着たよ。開けて」
「本当に着たんだろうな」
「嘘だと思うなら思えばいいさ。二度と着ないから」
「…ちっ」


舌打ちと共にドアが開かれる。シズちゃんは俺の姿を見た途端に固まった。
…なに、そんなに似合わなかった?無理矢理こんな格好させられてこの反応とか死にたくなってくる。


「もういいだろ。俺着替えるから出てって……ひぁっ!?」
「臨也ッ!」


気がついたら押し倒されてた。固まってたんじゃないのかこいつ。固い床に思いっきりぶつかって背中が痛む。まくれあがったスカートの中を見てシズちゃんは顔をしかめた。


「女物の下着もあればよかったのにな…」
「真面目な顔でそんな恐ろしいこと言わないでくれるかな。あってもはかないし」
「はけよ!」
「誰がはくか!」


にらみ合い。女物の下着はくかはかないかでにらみ合いとか馬鹿すぎる。と、途端に下半身の風通りがよくなる。あっさりと下着を脱がされていた。


「ちょ、脱がすな返せ!」
「男物の下着はいてるくらいならはいてないほうがいい。さぁヤるぞ」
「うあ!?」


ぴとり。シズちゃんの怒張した熱が当てられる。入り口じゃなくて俺の性器に。シズちゃんの手のなかで俺とシズちゃんのアレが重なって握られていた。


「な、な、な…っ」
「一度やってみたかったんだよな」
「アアッ!?」


シズちゃんのと一緒に上下に擦られると強い快感が走った。シズちゃんの、熱い。俺とシズちゃんの先走りが混じってぐちゅぐちゅと音をたてる。俺の先端がシズちゃんの鬼頭に掠めると気持ちよくてたまらなかった。


「やっ、あっアー!イくっイっちゃうっ」
「っ…!」
「ひあぁあぁぁ…っ」


俺とシズちゃん、二人の白濁がぶちまけられてシズちゃんの手も俺のスカートもどろどろだ。やっぱり終わったらこのセーラー服は焼却処分しない。


「セーラー服よごれちまったな…」
「うん…もう脱いでいい?」
「ああ。んで体操服着てこい」
「!?」


その日珍しく妹たちから電話がきて、セーラー服と体操服を着たかとかどんなことをして楽しんだかとかそういう質問をされた。軽く殺意が芽生えたのは言うまでもない。





 
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